【徹底分析】リクルートスーツにはどんなネクタイがおすすめ?

リクルートスーツは黒か濃紺のシングル2つボタンが定番と決まっていますが、ネクタイの選択次第で自分らしさを演出することができます。

好印象を与えるネクタイをきちっと結べることは優秀なビジネスマンの基本条件でもありますから、就活を機会にネクタイの上手な使い方を研究してみましょう。

ネクタイが上手に結べるようになれば、気合を入れて会社説明会や面接に臨むことができます。

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リクルートスーツに欠かせないネクタイの起源

紳士服を着こなすために欠かせないアイテムのひとつがネクタイですが、このネクタイの起源はローマ帝国まで遡ると言われています。

トラヤヌス帝国時代のローマ帝国では、国境守備に送られる兵士たちの妻が贈った布を、夫たちが首に巻いたと言われています。

トラヤヌス帝にまつわる遺跡の石柱にも、兵士たちが布を首に巻いているのを見ることができます。

「クラバット」という言葉が使われるようになったのは17世紀のこと

このように、ネクタイに相当するものは古くから着用されていましたが、特に定まった名称はありませんでした。

フランスではネクタイは「cravat(クラバット)」と呼ばれていますが、首に巻く布にクラバットという言葉が使われるようになったのは17世紀のことです。

ある日、クロアチアから来ている兵士が首に布を巻いているのを見たルイ14世が、興味を示して「あれは何だ?」と尋ねました。

ルイ14世の側近は兵士について尋ねたものと勘違いして「クロアチアの兵士(クラバット)です。」と答えたところから、首に巻く布にクラバットという名称が付けられました。

日本でネクタイが広まったのは19世紀後半

日本人でネクタイを最初に使用したのは日米和親条約の締結に貢献したジョン万次郎と言われており、アメリカから1851年に持ち帰った所持品の中にネクタイが3本見つかっています。

ジョン万次郎はネクタイのことを「襟飾」と称していますが、当時は「ネッキタイ」「頚結」などと呼ばれていました。

福沢諭吉が記した「西洋衣食住」(1867年)でも、「ネッキタイ(襟飾り)」という記述が出てきます。

明治維新後の政府は洋装を積極的に推奨したこともあり、主に官僚の間でネクタイ着用が広まっていき、1872年には京都府知事の命を受けて日本人3名がフランスのリヨンに渡り、ネクタイの製造技術を学びました。

翌年には彼らがジャカード機を持参して帰国し、日本でもネクタイが製造されるようになりました。

ですから日本でのネクタイの歴史は比較的浅いということになります。

リクルートスーツにおすすめのネクタイ

リクルートスーツは無地のシンプルなデザインと決まっていますが、ネクタイは色や柄を比較的自由に選べるというメリットがあります。

お祈りメールが届いたりサイレンスお祈りをされたりと、何かとストレスの多い就職活動ですが、好きな色や心が和むデザインのネクタイを選んで、明るく乗り切りたいものです。

リクルートスーツに合うネクタイの柄

リクルートスーツに合わせるネクタイの柄は、「レジメンタルストライプ」「リバース」「小紋またはクレスト」「ドット(水玉)」のどれかを選ぶのが無難です。

リクルートスーツに最も合うレジメンタルストライプというのは左下から右上に向かう斜めのストライプ柄のことです。

レジメンタルは「regiment(連隊)」という言葉からも分かるように、イギリスの各々の連隊の旗を模しているのが特徴です。

レジメンタルストライプは1920年代にイギリスのウインザー公がアメリカを訪問した時に着用したことから、一気に流行しました。

さまざまなカラーバリエーションがあるので、TPOに合わせて何本か用意しておくと便利です。

リバースというのは、レジメンタルストライプとは逆に左上から右下にストライプが走っている柄のことで、「レップストライプ」という名称もあります。

ニューヨークの有名紳士服メーカーが最初に発表したことから「アメリカ式ストライプ」とも呼ばれているリバースですが、紳士服のマナーにうるさいイギリス系の外資系企業ではリバースよりもレジメンタルストライプを選んだ方が無難です。

小紋またはクレストというのは和風の小紋柄や紋章の入ったデザインのことですが、模様はアクマでも小さめのものを選ぶことが大切です。

ストライプよりも上品で知的なイメージを与えてくれるデザインです。

ドット(水玉)柄も真面目でしかも落ち着いた雰囲気になるので就活ではよく使われますが、間違っても大きなドットは選ばずに、ドットが小さめの「ピンドット」を選ぶようにしたいものです。

もうひとつ、レジメンタルにクレストが配された柄「ロイヤルクレスト」がありますが、リクルートスーツにはやや派手なので、服装で自己主張をしても問題のないアパレル業界の面接などに限って使用するといいでしょう。

リクルートスーツにふさわしいネクタイの色

ネクタイの色によって、同じリクルートスーツでも印象がかなり変わってきますので、面接用、会社説明会用などと使い分けることをおすすめします。

勤勉で素敵なイメージを演出したいのであれば、何と言っても青(ネイビー)のレジメンタルストライプが最適です。

青に白のストライプの入っているものなら申し分ありません。

これに対してエンジ色のレジメンタルのネクタイは、やる気と情熱を感じさせますから、集団面接の際などに効果的に使うと良いでしょう。

保守的で堅実な企業の面接には、グレーの小紋で落ち着いた雰囲気をアピールするのも悪くありません。

グレーには警戒心を解く効果があり、面接官に好印象を与えます。

明るい性格でコミュニケーション力のあることをアピールしたい場合には、黄色のチェックのネクタイをリクルートスーツに合わせるという方法もあります。

黄色のチェックは広告代理店の面接などに適していますが、鮮やかな黄色ではなくて卵色などの柔らかいトーンを選ぶのがコツです。

真夏の就活では、濃い色のネクタイを結ぶと余計暑苦しい感じになってしまいますから、淡い水色のチェックのネクタイを選んで清潔感を強調するのもいいものです。

就活では濃いピンクや紫、派手なグリーンなどの個性的な色は避けた方が無難です。

リクルートスーツにおすすめのネクタイの締め方

ネクタイには「プレーンノット」「セミ・ウインザーノット」「ウインザーノット」「ダブルノット」何種類かの結び方がありますが、この中でも最も一般的でリクルートスーツにおすすめなのがプレーンノットです。

プレーンノットでは結び目が小さめでしっかりしているので、レギュラーカラーのワイシャツには理想的です。

プレーンノットでは結び目を固く、小さくするのがコツで、きっちり首元に合わせるようにすることが肝心です。

プレーンノットは一度覚えてしまえば簡単な結び方なので、やり方を知らない人は購入する時にスーツ専門店のスタッフに教えてもらうといいでしょう。

縦長の結び目が特徴のダブルノットもリクルートスーツに合う結び方ですが、プレーンノットよりも厚みがあるので体格のいい人におすすめです。

ワイドカラーのシャツを選ぶ場合は正三角形の結び目ができるセミ・ウインザーノットで存在感を強調するのも悪くありませんが、正式なウインザーノットは結び目がかなり大きく礼装向けなので、就活の場では使いません。

リクルートスーツに合うネクタイの素材と価格帯

リクルートスーツは品質の良さよりも耐久性とメンテナンスの良し悪しが大切ですから、購入する際には1万円〜3万円程度の量産品で十分です。

ですからネクタイも、スーツに合わせてコスパのいいものを選んでおけば間違いありません。

リクルート用ネクタイにおすすめの素材

シルク100%のネクタイは手触りと光沢がよく、布地がしなやかなので結びやすいという特徴がありますが、やや高価なのが難点です。

これに対してポリエステル製のネクタイはシルクよりもややゴワゴワしますが、耐久性の点では優れており、何度でも気軽に洗濯することができます。

シルクとポリエステルが半々の素材も扱いやすいので、予算と照らし合わせながら上手にえらぶといいでしょう。

ニットやリネンのネクタイは個性が強すぎるので、就活には不向きです。

ネクタイはいくらぐらいのものがおすすめ?

リクルートで使うネクタイは3,000円〜6,000円の価格帯のものであれば十分です。

ひと目で高級ブランドと分かるようなネクタイは嫌味になりますので、就活ではNGです。

その他のリクルート用ネクタイに関するマナー

ネクタイの幅は7〜8cmのものがリクルート用として最適です。

ネクタイの幅が広いと「押しが強い」「態度が大きい」と思われがちなので注意しましょう。

ネクタイの長さは自分の身長から15cm引いたサイズが目安です。

時々、就活生の中にタイピンをしている人を見かけますが、タイピンは基本的にはしない方が学生らしく若々しい印象を与えることができます。

ネクタイは結び目を作る部分がシワになりやすいので、保存方法には気を付けることが大切です。

まとめ

ネクタイは衣類の中でも象徴的な役割を果たしており、2005年からスタートした「クールビズ」の普及と並行してノーネクタイを推進する企業も増加する傾向にあります。

面接の際に特に「平服でお越しください」と断り書きがある場合にはジャケットにネクタイをしていくべきかどうか迷うところですが、一応ネクタイをしていって状況次第では外すぐらいの臨機応変さも必要かもしれません。

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