就活スーツでのボタンの役割を知っておこう!

就活の時期が近づいてきたら、面接官に好感を与えるリクルートスーツを揃えることが必須になってきます。

リクルートスーツにはいくつかのタイプがありますが、ボタンの役割などにも留意して選ぶことが大切です。

ボタンの数や位置、大きさなどでもスーツの印象はかなり違ってくるものですから、リクルートスーツを購入する際には必ず納得のいくまで試着をしてみることが重要です。

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就活で使うリクルートスーツにボタンは何個?

服飾史の点から見るとボタンの歴史は非常に古く、ギリシャやエジプト、ペルシャなどでは数千年前から動物の骨や木の実などを使用したボタンが使用されていました。

紀元4000年前のエジプトの発掘品の中からもボタンが見つかっており、当時は実用面よりも装飾的な意味合いが強かったことが示唆されています。

ボタンという言葉は古代ゲルマン語の「button」及び古代ラテン語の「buttanei」から来ており、日本にはオランダを通して江戸時代中期から「ボタン」という名称が使われるようになりました。

リクルートスーツの上着には欠かせないボタンですが、ボタンの個数によってスーツの表情はがらっと違ってきます。

リクルートスーツのボタンは2つが定番

リクルートスーツの中でも最も一般的なのはジャケットとパンツから構成されるツーピーススーツでボタンが2つ付いているデザインのものです。

このデザインのスーツは知的で勤勉なイメージがあり、堅い企業への就職を希望しているなら絶対におすすめです。

段返りボタン・3つボタンのスーツ

リクルートスーツの中には3つボタンのものもありますが、このデザインは痩せ型の人によく似合います。

2つボタンの上着を試着してみてどうもぴったりしないという時には3つボタンも試してみるといいでしょう。

3つボタンのスーツは全体に引き締まって真面目な印象を与えますから、堅実な企業を目指して就活している人にはおすすめです。

3つボタンの上着には「段返りボタン」といって、一番上のボタンが襟の折返し部分に隠れているものがあります。

一見すると2つボタンのスーツに見えるのですが、よく見るとボタンが付いていておしゃれな感じがするので、広告業界やアパレル、マスコミなどを志望していて他の学生とは一味違ったリクルートスーツを着て自分をアピールしたいと考えている人にはぴったりです。

ダブルのスーツ

就活用のリクルートスーツとしてはあまり使われないダブルのスーツですが、アパレル業界の紳士服メーカーなどの面接では功を奏することがありますので、常識の範囲内で判断して購入するのも悪くないかもしれません。

ダブルのスーツは4つボタンと6つボタンタイプがあります。

体型によってはダブルが似合わないことも多いので、ダブルのリクルートスーツを購入する際には慎重な試着が必要です。

袖口のボタンにも注意!

ボタンの機能は「留める」ことにありますが、装飾的な意味合いで使われることも多いものです。

スーツの袖口にあるボタンが格好の例で、留めたり外したりすることのできない「空き見せ」と呼ばれる飾りボタンですが、一流のテーラーでは「本切羽」といってボタンの留め外しができるスーツを作製しているところもあります。

リクルートスーツの袖口には3つか4つのボタンが付いていますが、数に関しては「就活では幾つでなければならない」といった決まりは特にありません。

ボタンの数が5つのラグジュアリーブランドや、「キッスボタン(重ねボタン)」といってボタンを少しずつ重ねて縫い付けるテクニックもありますが、これらはあくまでもおしゃれ用で、協調性や真面目さが重視されるリクルートスーツとしてはふさわしくありません。

就活の各シーンで知っておきたいリクルートスーツのボタンに関するマナー

2つボタンのスーツでは下のボタンは外すのがマナー

リクルートスーツの中でも最も無難な2つボタンですが、着用する際には上のボタンだけ掛け、下は外したままにしておくのがマナーです。

このマナーは「アンダーボタンマナー」と呼ばれており、上下2つともボタンを掛けたままにしておくと「この学生はスーツの着方を知らない」と判断されてしまいますから気をつけましょう。

なぜ下のボタンは掛けないのかというと、シングルスーツはもともとモーニングスーツを簡略化したもので、モーニングスーツにはボタンが1個しか付いていません。

シングルスーツに付いている下のボタンは礼服のモーニングではないという飾りの意味で付けられているわけですから、留める必要がないわけです。

3つボタンのスーツでも上2つのボタンだけを留めて、一番下のボタンは外すアンダーボタンマナーが適用されます。

段返りボタンの場合には真ん中のボタンだけを留めます。

ダブルのスーツを着用するのであれば、4つボタンなら上のボタン1つだけ、6つボタンなら真ん中のボタンだけを留めます。

ダブルのスーツでは着崩れを防ぐために右前身頃の内側にボタンが付いていますが、このボタンは必ず留めておきます。

座る時にはボタンは外したほうがいいの?

スーツの本場といえばイギリスが有名ですが、イギリスではスーツを着ている時の立ち居振る舞いに細かいルールがあります。

いつでもエレガントに振る舞うのが紳士道の鉄則ですが、例えば2つボタンのスーツで座る際には、紳士道の立場では掛けてある上のボタンを外すのがマナーです。

これは、ボタンを掛けたままにしておくとスーツにシワができて見苦しい印象を与えるからです。

ところが、就活においては面接室で椅子に腰掛ける時もボタンは外さないのが原則です。

これは、ボタンを掛けていないことを気にする面接官がいるためです。

スーツを着慣れていることを強調したければ、椅子に着席する時に手をボタンのところに置いて、実際は外さなくても外すかのような仕草をするのもおすすめです。

ちなみに段返りボタンでも着席時にはボタンを外すのがマナーですが、就活では外さない方が逆に礼儀正しいイメージになります。

また、スリーピーススーツでは椅子に座る時も立っている時もジャケットのボタンは外したままにしておくのがマナーです。

シャツのボタンに関するマナー

ある大手就活サイトの行ったアンケートによれば、面接官が面接の際に注視するポイントの上位には「ワイシャツ」がランクインしています。

スーツはもちろんですが、座って質問を受けている時に面接官の視野に入るのは胸元から上ですから、ワイシャツのボタンにも気を配ることが大切です。

就活の際、ワイシャツのボタンは一番上まで留めてネクタイを締めるのが大原則です。

暑いから、あるいはきついしどうせ見えないだろうからと思って第一ボタンを外しておくのはNGですから気をつけましょう。

面接官は思いもよらない細部まで観察しているものです。

ワイシャツを購入する際には首周りの寸法を測ってもらい、自分のサイズを把握した上で選ぶことが大切です。

女子学生が就活スーツを着用する際のボタンのマナー

男子学生のリクルートスーツはデザインがほぼ決まっているので、マナーさえ守っておけば無難ですが、けっこう難しいのが女子学生の場合です。

女子学生の就活でもリクルートスーツの着用が基本ですが、男子学生のネクタイのように決まりきったアイテムがない分、着こなしで逆に迷ってしまうことがあります。

女子学生のジャケットのボタンの数

スーツのジャケットに関してはボタンは1つ〜3つが一般的です。

1つボタンのジャケットはウエストラインがくびれるので女性らしい印象を強調することができます。

2つボタンは男子学生のシングルのリクルートスーツに準じ、大企業や堅い業種の面接に適していますが、ボタンは上下両方とも留めるのがマナーです。

3つボタンも堅実で清楚な印象を与えますが、バストが大きい場合には2つボタンの方がおすすめです。

レギュラーカラーのブラウス

レギュラーカラーというのは男子学生のワイシャツと同じようなデザインで、首元の一番上までボタンが付いています。

レギュラーカラーのブラウスをリクルートスーツと合わせる場合には、ボタンはすべて留めるのがマナーです。

スキッパーカラーのブラウス

スキッパーカラーというのは開襟のことで、襟をスーツの外に出すことで白い部分の面積が増えますので、明るくて活動的な印象を与えることができます。

レギュラーカラーと比べると首元の締め付けが少ないので、真夏の就活などにはスキッパーカラーの方が楽かもしれません。

ただ、レギュラーカラーよりもややカジュアルなイメージが強いので、履歴書に貼る正銘写真を撮る時はスキッパーカラーではなくてレギュラーカラーのブラウスを着た方がいいでしょう。

1日の午前と午後に会社訪問や面接の予定が入っている時は、汗や排気ガスでブラウスの首元が汚れる可能性を考えて、着替えのブラウスを一枚持参すれば午後の面接でも清潔感をアピールできます。

ボタンのないカットソーも業界によってはOK

ボタンのないカットソーは、アパレルや美容業界に的を絞っているのであれば積極的に着こなしたいものです。

まとめ

ボタンは体を動かした時にできるシルエットを決定する重要なアイテムのひとつですから、就活用のリクルートスーツを選ぶ際にはボタンの和哉位置にも注目して、よりよい自分をアピールできる一着を選びたいものです。

リクルートスーツを上手く着こなすことはビジネスマンとしての第一歩ですから、「大切なのは中身だ。スーツは何でもいい」と思い込むのはやめて、誰が見ても清々しい印象を受ける服装を心がけたいものです。

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