1分の自己紹介で相手の心を掴む! 面接の必須テクニックを紹介

「自己紹介をしてください」という質問は、面接の最初によく言われます。これにかけられる時間はおよそ1分です。では、この1分で、就活生は何を伝えるべきなのでしょうか。そして、合格をつかみ取るために良い印象のある自己紹介はどうすればいいのでしょうか。
ここでは、1分間で相手の心を掴むための自己紹介の方法と、自己紹介をしなければならない理由についてまとめます。

おすすめの就職サービス

そもそも1分間の自己紹介は何のためにあるの?

就活生の情報を知りたいのなら、わざわざ自己紹介をしなくともいいはずです。企業側には就活生の情報が事前に入っているはずでしょうし、わざわざ就活生の口から自己紹介を聞かなくてもいいはずです。
しかし、面接の最初の1分間に行われる自己紹介には重要な意味があります。具体的に、企業の狙いは3つです。
ひとつめの理由は、「就活生の人柄」です。企業は履歴書での情報と同様に、就活生自身がどんな人間なのかも意識しています。そのため、自己紹介から人間自身の情報を引き出そうとするのです。
ふたつめの理由は、「就活生の能力」を見るためです。特に、面接において重要な質問の要旨を聞き分けて答えられる能力を見られます。
みっつめの理由は、「アイスブレーキング」です。アイスブレーキングとは、「氷を溶かす」という意味です。氷を溶かすように、就活生と面接官の距離を縮めて面接の雰囲気をよくするのも、自己紹介の大切な役割といえるでしょう。
それぞれの理由について、企業側の狙いを詳しく解説しましょう。

就活生の人柄を見るため

「人柄」とは、その人の表情、身動き、話し方など、就活生の動き全てから受ける印象のことです。いくら履歴書で就活生の情報を確認しているとはいえ、文字と顔写真のデータだけでは、1人1人の人間を見ることは到底できません。
しかし、自己紹介を挟むことで、「どんな人間なのか」「どんな性格なのか」を実感を持った印象として記憶することができるのです。企業は出来る限り良い人材を採用したいと思っていますが、人材のスキルと同等以上に大切なのがその人と一緒に働きたいかどうかという点です。
自己紹介は、それを考えるのに最適な材料のひとつになります。よって、多くの企業は自己紹介を面接の最初に挟むようです。

就活生が質問の要旨を理解できるか見るため

どんな仕事をするにせよ、大切なスキルがあります。それが、「人の話を聞いて、その人の言っていることを理解する」というスキルです。接客業や営業といった対人営業ではもちろん大切なスキルですが、プログラマをはじめとするクリエイティブな場であっても、顧客の話を聞く力は重要ですし、意識しなければなりません。
自己紹介は、そうした「人の話を理解する力」を見るのに最適な場所です。そのため、面接の最初に確認します。

お互いに打ち解けるため

面接は企業が個人の素質を見極め、採用の可否を判断する場所です。しかしそれ以前に、面接担当者と就活生が一対一で話し合う場でもあります。2人の人間が腹を割って話し合うためには、お互いに緊張感がある状態ではいけません。
よって、「アイスブレーキング」という形で、お互いに打ち解けあうきっかけを作ります。商談の場でも、最初に本題と関係のない雑談をほんの少しするのもアイスブレーキングに該当します。例えば、「最近どう?」と聞いたり、相手の調子を聞いたり、世間話をしたりするのが一般的です。
しかし、面接においてそうした雑談は相手の緊張をさらに高めてしまいます。よって、アイスブレーキングとして自己紹介を行うことが多いようです。

1分間の自己紹介で話すべきことは? 詰め込みすぎはよくない

自己紹介は1分間という制限時間があります。そのため、自己紹介の中にはできる限り、相手の印象を前向きにする情報を詰め込みたいと考える人もいるはずです。
しかし、自己紹介で内容を詰め込みすぎると、自己紹介ではなく「自己PR」になってしまい、要点から外れてしまうので注意しましょう。自己紹介において聞かれているのはあくまで「あなたはどんな人ですか」ということだけであり、「自分の長所が企業のどこに役立つのか」といったことは聞かれていません。
面接の場では、聞かれた以上のことを答えてしまうと、話を聞いていない就活生だという印象が残ってしまい、マイナスな印象になってしまいます。よって、自己紹介で話すことは、以下のような点に絞って話すようにしましょう。

氏名・出身大学/高校・出身地

まず話すべきなのは、自分の基本的な情報です。こうした情報は、もちろん履歴書を見ればわかります。しかし、自分がどこの誰で、どんな学歴を持っているのか名乗ることは、自己紹介においてはマナーです。
よって、話し始める前に自分の基本情報を話すようにしましょう。

頑張った経験

次に話すべきなのは、自分が頑張った経験です。大学からの就活の場合、大学で何を学んだのか、何を頑張ったのかをまとめましょう。同様に、転職の場合は前職の経験と頑張ったことを、それ以外の場合は最終学歴や職歴で頑張っていたことを記載してください。
自分が頑張ったことを記載すれば、自分が何が得意なのかを相手に伝えられます。ただし、ここであまり話し込んでしまうと自己紹介の枠からはみ出してしまうので気を付けて下さい。ここで話すのはあくまで簡単な経験の「さわり」だけで大丈夫です。
相手の興味を引くようなエピソードを盛り込み、自己PRや志望動機を聞かれたときにそのときのエピソードの具体的な話を披露するという形は、面接における重要なテクニックのひとつといえます。人にアピールできるようなインパクトのある実績があるのなら、なおさらそのエピソードは後に温存しておくといいでしょう。

趣味・特技・性格

自分の情報を補完するような趣味・特技・性格を盛り込みましょう。学業以外で大学で頑張ったものがあるのなら、それを盛り込むのもひとつの手です。例えばどこかに旅行にいったエピソードで、多様な価値観を学んだ、音楽に力を入れて創作する喜びを知ったなど、相手に好印象に映るエピソードを選んでみてください。

長所

少し文章が足りないと感じるのなら、ここで長所を入れておきましょう。ただ、長所をアピールしすぎると自己PRになってしまうので、さらりと触れるだけで構いません。「真面目」だということをアピールするのなら、最後に少しだけ「始めたことは最後までやりとおすことを信念にしています」といった点を付け加えるだけで構いません。
長所はなるべくアピールしたいと考える方もいるかもしれませんが、自己紹介の場においてはさらりと触れるだけのほうがいいでしょう。

挨拶

最後に一言、「本日はよろしくお願いいたします」と一言付け加えましょう。この一言があるだけで、お互いに緊張がほぐれるからです。また、印象をよくするという意味でも大切な一言といえます。

1分間の自己紹介の注意点! 「PR」にならないように気を付けて

自己紹介をするときは、なるべく良い印象を与えなければなりません。そのためのコツは「簡潔に、わかりやすく」です。過ぎたるは及ばざるがごとし、という言葉を胸に刻んで自己紹介の文章を考えましょう。以下では、具体的に注意すべき点についてまとめていきます。

自分のことを話しすぎ/話さな過ぎないように

自己PRで話す内容は、およそ300字程度で終わるのが一般的です。それを大幅に過ぎてしまったり、大幅に少なかったりすると、相手によくない印象を与えてしまうかもしれません。
「簡潔な自己紹介をする」という意識を持って、話す量をうまく調節しましょう。

暗唱に終始してしまわないように

自己紹介のために準備をする就活生は多くいます。確かに事前準備は大切ですが、問題なのは、事前に準備をした内容に縛られすぎてしまい、自己紹介を一言一句違わずに話そうとしてしまうことです。
暗唱しようとして記憶を手繰ってしまうと、ついつい目線が泳いでしまったり、言葉が途切れてしまったりすることが多くあるはずです。よって、すべて暗唱してしまうのではなく、自分の中で話す内容を決めておき、その時々によって適宜変えるようにしましょう。
暗唱していると、暗唱しているということが面接官にも伝わってしまい、どんなに良いエピソードを伝えても、評価が適切にされないことがあるので気を付けて下さい。

1分間の自己紹介は初対面の印象を決める! 事前準備が大切です

自己紹介は、初対面の印象を決定づけるものといっても過言ではありません。たった1分間といえども、その効果は絶大です。というのも、人間の第一印象は一度形勢されてしまうと、その印象はなかなか払拭できないという研究が出ているからです。
例えば、第一印象で「怠惰な人間だ」という印象を与えてしまった場合、その印象はなかなか覆されません。その後の面接も、「怠惰な人間」だという色眼鏡をかけられたまま、面接をすることになってしまうのです。例えば、面接の途中でどもってしまった場合、その色眼鏡から見ると、まるで「何の準備もしてこなかった人間」だと思われてしまいます。
逆にいえば、最初の自己紹介で「真面目な人間だ」という印象を与えられれば、多少どもってしまったとしても「緊張しているんだろうな」と好意的な見方をしてもらえるでしょう。
つまり、自己紹介はたったの1分と短い時間でありながらも、その後の面接に非常に大きな影響をもたらします。よって、必ず事前準備をして、万全の状態で自己紹介をできるようにしましょう。

まとめ

自己紹介の理想的な時間は1分です。この1分の間に、どれだけ簡潔かつ具体的な情報を織り込めるかが、その人の第一印象を決めるといっても過言ではありません。難しく感じてしまう方もいるかもしれません。しかし、自己紹介は一定の手順を踏めば簡単に出来上がります。
具体的には、「自分の名前」「頑張ってきたこと」「付則の情報」「挨拶」をするだけで、自己紹介ができあがります。相手に良い印象を与えられる自己紹介ができるよう、あらかじめ万全の準備をして面接に臨みましょう。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。