転職エージェントが急かすのはどんなとき? その時の対処法は?

転職エージェントを利用していると、「早くしてください」と急かすエージェントに出会うこともあると思います。人に急かされるというのは決して良い気分はしませんし、特に転職という人生の重要な転機を急かされるのは、決して気分の良いものではないでしょう。
しかし、それを十分に知っているはずの転職エージェントが、なぜわざわざ急かしてくるのでしょうか。
ここでは、転職エージェントが転職者を急かす理由について詳しくまとめていきます。

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転職エージェントが急かすときの理由は4つ

転職エージェントが転職者を急かす理由は大きくわけて4つです。
ひとつめの理由は、単純にノルマをこなすためです。転職エージェントは企業なので、当然利益を求めます。それに伴って、個人がこなすべきノルマが設けられているのは普通なのです。
ふたつめの理由は、転職者のことを思っているからこその急かしです。転職者が著しく悪い環境で働いていたり、案件に時間制限がついていたりする場合がこの理由に該当します。
みっつめの理由は、エージェントの方が急かされているからです。エージェントは企業と所属する企業の板挟みになっていることが多く、それに伴って急かさざるを得ない事情を抱えています。
よっつめの理由は、全く無自覚に急かすような態度になっている場合です。生来の性格がせっかちな人の場合、全く意識せずに急かしてしまっていることも少なからずあります。
以下で、それぞれの理由について詳しくまとめます。

ノルマをこなすため

ノルマのないエージェントもありますが、大抵の転職エージェントは月間・年間に限らず、ノルマが設けられています。このノルマを満たさないと、給料が減ってしまったり、なんらかの形で指導が入ったり、とにかく面倒なことが起きてしまいます。
そのため、ノルマを満たせていない転職エージェントは、出来る限り早く就職してもらうため、転職者に早めの内定を急かすことがあるようです。特に月末はノルマに追われている転職エージェントが多く、急かされることも少なくありません。
もし、転職エージェントが自分のノルマのために就職を急かすのなら、それに黙って従うべきではありません。転職は自分の人生に大きな影響を及ぼすものです。今後、おすすめされた会社でやっていけるのか、じっくり考えましょう。
転職エージェントを哀れに思う方もいるかもしれませんが、エージェントの方はそれが仕事なので気にする必要はありません。それよりも、自分が納得できる職場に行けるかどうかの方が大切です。

本当に「早く転職したほうがいい」と思っているから

エージェントは、多くの人の転職をサポーターとして、最前線で見てきました。そのため、時期を逃すと応募が難しい良質な案件や、機を逃すと就職が難しくなる転職希望者がわかります。そうした人には、どうしても急かすような態度になってしまうことが多くあります。
また、体を壊すような度を越した残業を強いられている人や、精神的にひどく追い詰められている人なども、なるべく早く退職と転職を勧めることがあるようです。
この場合は、エージェントに従ってなるべく早く転職したほうがいいでしょう。もし、どうしても踏ん切りがつかないようならば、自分の現状を客観的に見てみましょう。自分と同じような状況に友人が陥っていた場合、転職を勧めるかどうか、という観点で自分の現状を分析してみてください。
客観的に見て転職すべきだと感じるのなら、転職エージェントに従った方が人生が良い方向に転がるでしょう。

エージェントが急かされている

エージェントにとって、就職を斡旋する企業はいわば取引先です。普通のサラリーマンがそうであるように、エージェントも取引先に急かされることは少なくありません。
もちろん、上司となるエージェントを管轄している人にノルマや業績不振を理由にして急かされることもあるでしょう。なぜなら、転職エージェントは成果主義で、営業が転職を成功させなければお金をもらうことができないからです。
業績不振で急かされているからといって、転職希望者がそれに配慮する必要はありません。なぜなら、自分の人生は自分のものだからです。他人を助けることを目標にして、転職という重要な選択肢を決めるべきではありません。

自然と急かすような態度になってしまっている

経験の未熟なエージェントに多く見られるのが、本人にその気はなくとも、態度や言葉の端々に急かす態度が見られてしまうことです。
転職エージェント側としては、転職者に逃げられてしまうとその転職者に関わった分が丸損なので、なるべく転職者に不快な態度はとらないようにしています。しかし、エージェントの中には本心を隠すのが苦手な人もいるのです。
そうした人は、自分にその気はなくとも急かすような態度を取ってしまいます。もし、エージェントが自覚していないようであれば、エージェントを交代してもらったり、それとなく「どうして急かすのか」と聞いてみるといいでしょう。
そうすれば、本人も自分の態度を反省してくれるはずです。

転職エージェントが急かすタイミングは?どんな風に急かしてくる?

転職エージェントに急かされるタイミングは様々です。急かされたタイミングによって、転職エージェントの狙いをある程度絞って対処法を考えることができます。
そこでここでは、転職エージェントが転職者を急かしてくるポイントを紹介しましょう。

求人の応募

紹介している求人を断り続けていると、「応募は早めにしたほうがいい」「とりあえず応募したほうがいい」というような形で急かされることがあります。
また、時間限定求人の場合や、転職希望者の置かれた状況を心配している場合など、求人の応募を急かされることは多いようです。この場合は、なぜ求人の応募を断り続けているのか、自分自身で確かめてみましょう。
もし条件に合わないものばかり紹介されるのなら、一度設定している条件を変えてみましょう。

日程の確認

日程の確認で急かされる理由は、転職エージェントの方もなるべく早く予定を定めたいからです。転職エージェントのほとんどは、複数の転職希望者を掛け持ちしているので、その兼ね合いも含めて日程はなるべく早く決めてほしいと思っています。
よって、特別な事情がある場合はそれを伝え、そうでないのならなるべく早く日程を決めましょう。

退職日の確認

退職日は、つまり「相手先の企業でいつ働き始められるのか」という指標になります。これが確定しないことには企業との交渉も進みませんし、転職エージェントも転職希望者の扱いに困ってしまいます。
今働いている企業の問題で退職日が確定しないのなら仕方がありませんが、そうでないのなら、なるべく早く退職日の指標を定めましょう。

内定の承諾

内定の承諾を急かす場合は、転職エージェントにも色々な事情があります。ただ、その内定を受けるかどうかは転職希望者次第です。
今後の人生のことをよく考えて、内定を承諾するか決めましょう。内定を承諾した後に辞退するとなると、何かと面倒なことが起きてしまうからです。

急かす転職エージェントの対処法。喧嘩腰にはならないようにしましょう

転職エージェントに急かされると、やる気が出てこないという方も多いと思います。ここでは、そんなときの対処法を解説しましょう。

それとなく急かす理由を聞く

「どうしてそんなに急いでいるんですか?」とそれとなく理由を聞いてみましょう。もし急かしている気がないのならそう答えるでしょうし、本当に転職者のためを想っているのなら、しっかりとした答えが返ってくるだからです。
これで納得の行く答えが得られたのなら、急かしに乗って転職活動を本格化させるのもいいでしょう。急かしだけではなく、転職エージェントが不審な行動をとったのなら、理由を聞くのは重要な手段のひとつです。

急かされるとやる気が出ないということを伝える

急かされることは自分にとってマイナスになる、ということを伝えましょう。「マイペースでやりたい」「強く言われるとやる気がでない」など、自分が急かしを嫌がっている、ということをはっきりとした言葉で伝えてください。
すると、転職エージェント側も強くは出られないはずです。なぜなら、転職者に不快な思いをさせてエージェントの利用を辞められてしまったら、収入がなくなってしまうからです。

改善が見られない場合は担当の変更を依頼する

自分の気持ちを伝えてもなお、転職エージェント側に改善が見られない場合は、転職エージェントの大本に担当の変更をお願いしてみましょう。
それでもなお、急かしが多いという場合は、そのエージェントの利用を停止し、別のエージェントを利用するのも手段のひとつです。

エージェントが急かすのは自覚していない場合も。転職者は自分の現状を確認してみましょう

人から何かを急かされるということを不快に思う方も多いでしょう。しかし、その行動は必ずしも転職エージェントの利己的な理由から出たものではありません。
プロの目線から、本当に早く行動を起こした方がいいということもよくあるのです。よって、急かしに苛立ってしまう気持ちを一度抑え、自分の現状を客観的に分析してみましょう。
もしかしたら、今すぐ行動しないと、人生が誤った方向に転んでしまいかねない状態に陥っているかもしれません。よって、苛立つ前に、まずは自分を俯瞰的に見下ろしてみてください。

まとめ

転職エージェントは、基本的に転職者が不快に思うような言動を取らないようにしています。急かしもまた、そうした「不快に思われがちな言動」のひとつです。
そのため、転職エージェントがわざわざ急かすということは何らかの理由があります。転職を急かされたときは、売り言葉に買い言葉で反応してしまうのではなく、なぜエージェントが急かしてくるのかということを考え、それに応じた行動をとるようにしましょう。

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