内定を辞退したいのに転職エージェントがしつこい! その対処法と理由を紹介

就職活動をしていると、必ず内定を辞退しなければならないタイミングが出てきます。しかし、利用していた転職エージェントにしつこい引き留めを受けることもあるでしょう。ここでは、転職エージェントにしつこい引き留めを受けたときの対処法と、その理由について詳しくまとめます。
内定を辞退したいという方は、ぜひ参考にしてください。

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転職エージェントがしつこい理由【内定を辞退するとき】

大前提として、転職エージェントが何を言っても、内定を辞退することは可能です。特に承諾前であれば、何の問題もなく内定を辞退できます。これは法律にも定められていることで、実際に内定を辞退する人はそれこそ数え切れないほど存在します。転職エージェントもそれは重々把握しており、引き留めに効果がないことはわかっているはずです。
それでもなおしつこい引き留めを行うということは、何らかの理由があります。ここでは、その理由について、3つにわけてまとめていきましょう。

入社してもらわないと利益にならないから

転職エージェントは、法令に則って運営しているものであれば無料で運営しています。しかし、当然そこで働いている人慈善事業やボランティアでやっているわけではありません。転職エージェントにも、運営していくための資金は必要です。
その資金がどこからくるのかといえば、それは人材を紹介してもらった企業からです。そして、企業から成功報酬としてお金を支払ってもらうタイミングが、転職エージェントの紹介した人材が企業に就職したときなのです。
その報酬は年収のおよそ3割と言われており、おおよそ100万円前後が一般的な報酬になっています。つまり、転職者が内定を辞退し、仮にその転職エージェントとは別の経路で就職した場合、転職エージェントを運営している企業はその金額を目の前で取り上げられたも同然となります。
よって、出来る限り自分の紹介した企業に就職してもらおうと、転職者を説得するようです。特に資金に余裕がない転職エージェントは、自分の場所からなんとか就職させようと説得する傾向にあります。

企業と上司の両方から圧力をかけられているから

転職エージェントとして働く人には、エージェント1人1人の働きを監視する上司がいます。そして、その上司は常にエージェント1人1人に、成功するように圧力をかけているのが普通です。転職エージェントはいわば営業職なので、上司が交渉のひとつひとつを成功させようとするのは想像に難くないでしょう。
実際、転職エージェントの中には月ごとに厳しいノルマを設けている企業もあります。もしそのノルマを達成できなかった場合、その月は減給処分になったり、指導面接として上司と1対1で面談をすることになったりするので、ノルマを達成しようと必死に引き留める転職エージェントも少なくありません。
また、企業側からも「返事はまだか」と圧力をかけられることもあります。このように、転職エージェントは企業と上司の両方から圧力をかけられており、少しでも成功の数を増やそうとする努力が、内定辞退の引き留めという形になって現れることもあるようです。

本当にその人のことを思っていることもある

以上のように、転職エージェントがしつこく内定辞退の引き留めを行うのは基本的に転職エージェント側の事情です。しかし、ごくまれにですが、転職者本人に感情移入してしまい、「絶対にここで働くべきだ」と考えていてしつこく内定辞退を引き留めるエージェントもいます。
せっかく得た内定を辞退するくらいです。他に行きたい企業があるのでしょうが、もしかしたら転職エージェントの言葉にも一理があるかもしれません。よって、頭ごなしに「しつこい」と切り捨ててしまうのではなく、転職エージェントの言葉も少しは聞いてみてもいいかもしれません。
とはいえ、最終的な判断を下すのは自分であるべきです。転職エージェントがこう言ったから、こういうデータが出ているからではなく、自分がどうしたいのか、自分がどうなりたいのかということを考えて最終的な判断を下しましょう。

しつこい転職エージェントの対処法! 内定辞退を滞りなくするためには?

転職エージェントがしつこいと、断るのも忍びない気持ちになってくるかもしれません。必死に説得されたり、情に訴えかけられたりして、断ることができないという方もいるでしょう。
ここでは、そんな方のために、後腐れなく内定を辞退するためのポイントを紹介します。

理由を述べ、はっきりとした態度を崩さない

内定を辞退するとき、ただ「内定を辞退したい」とだけ述べると、転職エージェントの方も納得いかずに引き留めてしまうことがあります。そのため、まずは「内定を辞退したい。理由は〇〇です」と、自分が内定を辞退したい理由と内定を辞退したい、という意志を表明しましょう。
内定を辞退したい理由によっては返答を待ってくれるかもしれませんし、場合によってはエージェントが積極的に動いてその理由を解決してくれるかもしれません。解決不可能な理由の場合も、納得して引き下がってくれる可能性があります。
承諾前の内定を辞退するのは転職者の自由な権利ですが、納得がいかなければ私情で引き留めてしまうエージェントもいるものです。よって、まずはエージェントを納得させてみましょう。

「押しても引いても折れない」という毅然とした態度を取る

エージェントは、可能ならば内定した場所に行ってほしいと思っています。特に自社で紹介した求人の内定を得たのなら、内定した場所で就職し、転職エージェントの利益になってほしいと考えるでしょう。そのために、転職エージェントは色々な方法で引き留めようとします。
例えば、成功報酬の一部を「入社祝い金」として渡す制度を出してきたり、第一志望の会社の悪評を紹介したり、内定の出た会社がいかに素晴らしいか説いたりします。
そうした交渉条件を無視してでも絶対に内定を辞退するつもりであれば、前述した理由の説明のあとに、「意志を変えるつもりは絶対にありません」と告げましょう。押しても引いても意志を変えられないと考えれば、転職エージェントも無為な時間を使おうとはしないはずです。

辞退をするのなら出来るだけ早く

内定を得てから時間が経てば経つほど、企業は転職者受け入れの準備を進めます。特に転職エージェントが「内定を受諾するつもりだ」と口添えしてしまっている場合は、その気になってしまうでしょう。
そうなると、会社、転職者、転職エージェントの間に認識のずれが生じ、無用なトラブルを引き起こしてしまいます。こうした「ずれ」を生じさせないためには、なるべく早く自分に内定の意志がないことを表明すべきです。
ただ、第一志望の結果待ち期間など、やむをえない事情の場合はその限りではありません。内定の辞退が自分の中で完全にきまっている場合は、いますぐにでも内定辞退の申し入れをすべきです。

それでも転職エージェントがしつこいときの対処法! 内定辞退をするために

上述した対処法をとっても、転職エージェントが引き下がらずに内定辞退の手続きを進めてくれない場合は、強制力のある手段を取りましょう。具体的には、以下の2つです。

転職エージェントの企業自体に連絡する

転職エージェントを雇っている企業に「内定を辞退したいのにも関わらず、派遣されたエージェントが内定を辞退させてくれなくて困っている」という旨を伝えましょう。ほとんどの転職エージェント企業には、ホームページに連絡先が乗っているので、そこから困っていることを伝えてください。
すぐさま担当の転職エージェントに連絡が行き、直ちに内定辞退の手続きに入ってくれます。また、引き続きそのエージェントを利用するつもりであれば、別の担当エージェントが担当を変わってくれるでしょう。

企業に直接内定辞退の連絡をする

転職エージェントを管轄する企業に連絡がつかなかったり、相手にされなかった場合の最終手段として、企業に直接内定辞退の連絡を入れる方法があります。ただ、エージェント経由で紹介してもらった企業に直接内定の辞退を申し入れると、何かとトラブルが起きがちです。
そのため、企業に直接申し入れる場合は、本当にどうしようもないときの最終手段だと考えましょう。基本は、転職エージェントに紹介してもらった企業は、転職エージェント経由で内定辞退の申し入れをしてください。

しつこい転職エージェントを気にする前に! 内定辞退をしないようにする工夫も大切

転職エージェントがしつこく内定の辞退を引き留めてくるという状況は、「別の転職エージェントを利用していて内定が出ている場合」や「転職先の悪評を聞いた場合」などがあると思います。この場合は仕方がありませんが、「第一志望の結果を待っている」という場合に内定辞退をしたい場合は、事前の準備をすることで、内定辞退を引き留められる可能性を大きく減らすことができます。
それは、転職活動のスケジュール管理をすることです。第1志望の会社の面接を先に受け、次に第2志望、そして第3志望というように自分の志望順に面接を受けていけば、結果が来るのも志望順になります。
そして、この順番で内定通知が来るのならば、第1志望の結果を見てから第2志望の内定を辞退するかどうか選べるので、無駄に内定を辞退して引き留められるということがなくなります。

まとめ

転職エージェントが内定辞退をしつこく引き留めるのは、基本的に自分の利益のためです。転職エージェントも利益で運営しているので、転職者に内定を辞退されると非常に困るのです。ただ、だからといって転職エージェントに同意する必要はありません。
なぜなら、転職エージェントは今後の人生に関わることはほぼありませんが、就職先は一生の3分の1以上関わることになるからです。そのため、転職エージェントに引き留められたからという理由で内定を承諾してしまうのではなく、自分が今後付き合いたいかどうか、そしてうまくやっていけるかどうかという観点で就職先を選び、内定を辞退するかどうか考えましょう。

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