やりたいことがないけれど、良い転職先を見つけるには

やりたいことがないけれど、職場の労働環境や人間関係が原因で転職したいと考える人は少なくありません。やりたいことへの具体的なイメージがないと、転職活動も思うように進まず、途中で諦めてしまう人もいるでしょう。

そんな中でも、転職を成功させている人はいます。転職に成功するのは、必ずしもやりたいことが明確な人とは限らないのです。それでは、具体的に、どのようにして転職活動を進めていけば良いのでしょうか。

まずは、転職へ大きくイメージがつかめるよう、自己分析から始めていきたいと思います。

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やりたいことがない人の転職、まずは自分のタイプを把握しよう

やりたいことがないから転職に踏み切れない、という人は、自己分析をしてやりたいことが見つからない原因を探っていきましょう。

「やりたいことがない」と思う人は、「器用貧乏」「変身願望」「消極的」などが原因していると考えられます。

器用貧乏が原因している人は、何でもそれなりにこなすことができ、大きな短所がみつからない分、自分の強みもあまりピンとこないと感じる人が多いといわれています。すぐに環境に馴染むことができるので、ある程度働くと仕事が退屈になる人や、もっと他に面白い仕事があるのではないかと感じるようになりやすい人もいるでしょう。

器用貧乏が原因してやりたいことがない状態になってしまっている人は、まず自分の強みを伸ばすようにしてみましょう。自分の中で得意だと思うことや好きなことを1つで構いません。ズバ抜けた強みとなるよう極めていくことで転職に役立てることができます。

総合的に何でも卒なくこなすことは、長所でもあるのですが、転職市場では自分の強みを明確に把握している人の方が高く評価されます。器用貧乏が原因してやりたいことがない人は、興味や関心のあることに携わる仕事や自分の得意分野がもっと伸ばせる仕事を中心に転職先を検討すると良いでしょう。

変身願望が原因している人は、もっと別の仕事だったら能力を発揮できるという考えを持ちやすいといわれています。本来自分の能力を伸ばしていけば解決できる問題を職種のせいにしてしまうことでチャンスを逃している可能性があります。まずは、目の前の仕事に没頭し、自身のない部分を打ち消す努力をしてみましょう。そして、嫌だったことを明確にしていきます。

自分が納得するまで努力してみても改善されなかった「嫌だったこと」をもとに、その問題が解決される職場を転職先に選んでみましょう。変身願望が原因でやりたいことがない人は、やりたい仕事ではなく自分が必要とされる仕事を探すのも良いでしょう。

消極的であることが原因している人は、失敗したくないと慎重になりすぎる傾向にあります。今の仕事にも全力で取り組めていない部分があるため、具体的な問題点が見つけられず、やりたいことがない状態となってしまう人もいます。まずは、失敗を恐れずチャレンジすることから始めてみましょう。

今の仕事ではどうしても挑戦できず、プレッシャーやストレスを感じる場合は、やりたい仕事ではなく、自分ができることを活かすことができる仕事を転職先に選んでみると良いでしょう。できることとできないことを明確に把握する為にも、積極的に行動していくことが大切です。

やりたいことがない人が転職先を探すには

「転職したいけれどやりたいことがない」という人は、まず、今の職場で不満に感じたことや嫌だと思ったことを明確にしていきましょう。

例えば、「評価基準が曖昧で成果が給与に反映されない」といった不満を抱えていた場合は、評価制度が整っている環境へ転職を検討すると良いでしょう。

営業の仕事は嫌、接客が嫌といった、漠然とした理由がある場合は、その職種の具体的にどのような部分が嫌なのかもう一歩踏み出して考えてみましょう。例えば、営業が嫌と感じるのはノルマがきついせいなのか、顧客と向き合う時間が少ないからなのか、セールストークが苦手だからなのか、嫌と感じる具体的な原因を探っていきます。顧客と向き合う時間がないのが嫌なら、ルート営業なら問題ないかもしれません。

一概に職種の全てを否定してしまうのではなく、不満や嫌と感じる原因を詳しく探っていくことが大切です。問題点が明確になったら、その問題が解決できるような職場を転職先に選んでいけば良いのです。やりたいことがなくても、自然と転職先を検討することができるようになっているはずです。

転職先を探すにあたって、不満や嫌だったことの他、やりがいを感じたことや褒められたことも明確にしておきましょう。

なぜやりがいを感じたのか、なぜ褒められたのか、これまでの業務を振り返って深く考えてみましょう。「なぜ」の答えは、仕事に対する価値観や意思決定の基準になります。

例えば、「ありがとうと言われて嬉しかった」のであれば、人に感謝される仕事を転職先に選ぶと良いでしょう。なぜありがとうと言われたのか、その答えが「相手の立場に立って考えることができたから」であれば、相手の立場に立って考えることを大事にしている会社があっているのかもしれません。

やりたいことがない人でも自分がこれまでの仕事で経験したことを振り返り、自分の価値観を知ることができれば、具体的な転職先をイメージすることができます。同じ価値観を持った会社やその価値観を強みとしてアピールできる会社を選んでいくと良いでしょう。

やりたいことがない人が転職先を選ぶポイント

やりたいことがない人は、職種や会社などで転職先を探すのではなく、身に付けたスキルで仕事を探すことが大切です。

一生この仕事で働くと決意して始めたことでも、時代の変化やライフスタイルの変化で、数年後には全く違う理想を持つということも少なくありません。会社も同様、経営環境が変化すれば、入社当初とは違う方針へ変化することもあります。人生という長いスパンで物事を考えた時、やりたいことがあれば転職に成功する、という考え事態に無理があると感じる人もいるでしょう。

自分のスキルや能力を軸に仕事を選んでいけば、やりたいことに左右されず、時代に合わせて働くことができます。

最近では、転職市場でも、ポータブルスキルといった、職種や業種が変わっても活用できる能力が重要視されています。社内で評価されるスキルではなく、どんな仕事でも通用するスキルを高めていくことが大切です。

やりたいことがない人は、まず、仕事への取り組み方やかかわり方を分析して、必要なポータブルスキルを身に付けていきましょう。伸ばしたい強みは何か、克服したい弱みは何か考え、自分のスキルが磨ける仕事や会社を転職すれば、成長することができます。専門的な知識やスキルは必要になったとき、身に付けていけば良いのです。

やりたいことがないけれどキャリアアップさせた人の転職方法

やりたいことがないと、具体的な目標が持てないため、成功のイメージがつかめないと感じている人もいると思います。しかし、転職した人の中には、やりたいことがなくてもキャリアアップできたと感じている人もいます。

やりたいことがなくても、転職を成功させた人は、やりたい仕事ではなく、自分が必要とされる仕事でキャリアアップをしています。必要とされるというとスカウト採用など難しいキャリア採用をイメージしてしまいやすいですが、自分のできることを通じて会社に貢献できる人は、必要とされる人材です。

自分のスキルを活かせる転職先を探すことで、自然と企業が必要とする人材になることができるのです。

そして、やりたいことがなくても転職を成功させた人は、絶対に譲れない条件を明確にしています。

どんなに、自分のスキルを活かすことができ、企業から必要とされる人材であったとしても、前職と同じ問題に直面してしまったら転職をした意味がありません。例えば、「ドライな社風では働かない」「利益が第一優先の会社では働かない」「顧客と向き合う時間がある会社」など、これだけは譲れないという条件に合致した求人を選ぶようにします。

こうして、自分と向き合うような転職活動をすれば、仕事に対する考え方も明確になっていきます。やりたいことがないからといって、現状にモヤモヤとした不満を抱え続ける必要はありません。手間や時間はかかりますが、これからのキャリアアップのためと思って、じっくり自己分析の時間をとってみましょう。

おわりに

やりたいことに囚われた転職は、返って失敗を招くこともあります。企業が必要としている人材は、その分野に特化した専門知識がある人とは限りません。やりたいことがないからといって、転職を諦めるのではなく、どんなジャンルでも活用できるスキルを身に付けることで転職を成功させていきましょう。必要とされる人材になるかは、自分が今おかれている問題とどれ程向き合っていけるかにかかっています。

ポイントは以下の4つです。
・やりたいことがない人は自分のタイプを把握して、転職先を見つけるヒントにする
・転職したいけれどやりたいことがない人は、不満や嫌だと感じる原因を明確にする
・やりたいことがない人の転職は、ポータブルスキルがポイント
・やりたいことがなくてもキャリアアップした人は、必要とされる職場に転職している

やりたいことがないから転職を躊躇したり、やりたいことを考えすぎてしまったりすると、モヤモヤとした思いを抱え続けることになり、結果的にミスマッチに繋がってしまいます。やりたいことに囚われずに、まずは現状に目を向けていきましょう。不満の原因や問題の解決方法、そして自己分析を細かくしていくことで、明確に転職先をイメージしていくことができます。

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