社会人2年目で転職はアリ?失敗と成功の分かれ道とは

社会人2年目になると仕事や職場環境にも慣れ、少し自分のキャリアへと目を向けることができる余裕ができます。収入や経験を考えて転職を検討する人もいるでしょう。入社して3年は続けるべきという意見も多い中、入社2年目で転職をしても問題ないのでしょか。

実情をもとに社会人2年目での転職について考えてみましょう。

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社会人2年目での転職事情

もっとも転職する人が多いのは社会人3年目とされていますが、入社2年目で転職をしている人もいます。第二新卒の転職支援をする転職エージェントも増え、社会人2年目で転職すること自体のハードルはそこまで高くありません。

新卒は最低でも3年働くべきだという意見もありますが、会社に長く勤めるより、どこの会社でも働ける万能的なスキルの方が大事とされるようになってきた近年、3年立っていないからと可能性が狭まる心配はさほどする必要ないといえるでしょう。

厚生労働省のデータを参照しても、3年以内の離職率は40%〜70%と、1つの会社に長く留まるケースは少なくなっていることがわかります。

大切なのは社会人何年目かではなく、転職をする理由です。
社会人2年目に限らず、転職者全体にもいえることですが、転職をする理由は明確でなければなりません。

やりたい仕事をさせてもらえないから、なんとなく不安だから、という漠然とした理由である場合は、自身のスキルや経験に問題がある可能性もあります。転職をしてもまた同じ理由で職場に不満を抱きまた転職を繰り返してしまうということがないよう、自分の現状をしっかりと把握するようにしましょう。

また、社会人2年目での転職は、第二新卒や未経験という枠を中心に採用されます。転職をしても一からスタートとなることには変わりないことを踏まえた上で、転職が有効的であるかを検討するようにしましょう。

転職をしたい理由と原因を明確にすることは、転職活動を成功させる重要なポイントとなります。

社会人2年目でも問題にならない転職理由

転職の理由がはっきりしていて、それが妥当なものであれば入社2年目で転職をしても問題ありません。

例えば、現職がブラック企業で心身ともに負担が大きい場合は、すぐに転職活動を始めた方が良いでしょう。

長時間労働や過重労働、休日が少ない、有給が取れない、最低賃金を下回っている、残業代が出ない、などの問題は長く勤めることで改善することはできません。転職をして新たにスタートする方が有意義といえるでしょう。

求人情報にやる気や情熱の言葉が多い、精神論が多い会社は、あまり労働環境がよくない場合があります。同じ問題に直面しないためにもしっかりとリサーチした上で次の転職先を決めるようにしましょう。また、離職率が高い業界も労働条件が悪い可能性が高いとされています。求人情報や会社理念だけで判断するのではなく、業界全体の実情なども踏まえた上で職場を選ぶと安心です。

中にはブラック企業ではなくても、職場でパワハラやセクハラが横行しているなどの劣悪な人間関係が負担となっている場合もあります。周囲の影響で仕事に集中することができないのであれば、転職で環境を変えることも大切です。口コミなどを参考にしながら、転職先を探してみましょう。

入社2年目でも新しい仕事にチャレンジしたいなどの前向きな転職は良いケースとされています。例えば、地方銀行で個人営業、事務をしている人の場合、若いうちに海外でチャレンジしたいが当行に海外支店がないため、ネット銀行など新しい価値を提供できる仕事がしたいため、などの理由であれば問題ありません。

また、入社前は気が付かなかったが、会社の方針が自分の性格と合わないという理由も転職をおすすめします。会社の方針は事業を達成するための支えとなります。企業理念や経営理念、スローガンが肌身に合わないと感じている状態で働き続けるのは大きなストレスとなります。今後、困難に直面した際も頑張って乗り切ろうというやる気すら削いでしまう可能性もあります。

例えば、会社方針が体育会系の価値観でうまくついていけない、上司からのアドバイスに精神論が多く解決方法が見つけられない、などの場合は自分が共感できる会社方針の職場を探し転職活動をした方が良いでしょう。

ただし、社会人2年目でやりたい仕事ややりがいを感じる職場へ転職したがレベルが高すぎてついていけず転職を後悔する人もいます。転職できたから良いのではなく、入社後のことも考えた上で判断することが大切です。

社会人2年目の転職で必要とされる準備

社会人2年目の転職は、自己分析をしっかり行うことが大切です。自分の強みや弱みを明確にし、転職理由をしっかり探るようにしましょう。

直面している問題が転職でなければ解決しない場合は、転職活動へと進むべきですが、自分の努力や経験次第で解決できる問題もあります。現状をしっかり把握し、必要であるべきタイミングで転職をすることができるようにしましょう。

実際に転職活動をはじめる際は、希望の転職先の業務内容、事業内容、業界情報をしっかりリサーチし、企業研究することが大切です。

仕事内容はもちろん、どういった経験があれば必要とされる人材となるのか、現在の業績と今後の展望はどのような傾向があるか、同じ業界でも志望企業が注目している事業は何か、福利厚生などは希望の条件に合うのか、など具体的に企業研究をしましょう。

一人ではリサーチしきれないという人は、転職エージェントなどを活用しキャリアアドバイザーのサポートを受けるのも効率的です。

また、自己分析する際の転職理由はネガティブであっても構いませんが、実際に応募する際はポジティブな転職理由をあげる必要があります。ネガティブな転職理由をどのようにポジティブに変え相手に良い印象を与えることができるか、考えた上で書類作成や面接準備に挑みましょう。

採用側は、社会人2年目の転職者に、社会人経験やビジネスマンとしての基本的なスキルを習得している点を期待します。最低限のビジネスマナーや基本的なスキルはしっかり押さえておくようにしましょう。

社会人2年目の人に多い傾向ですが、早く転職したいという思いが強すぎて、十分に時間を書けなかったため、自己分析などが中途半端となり転職を失敗してしまうケースがあります。せっかく自分と向き合う良い機会を無駄にしないよう、焦らずに慎重に転職活動を進めるようにしましょう。

社会人2年目で転職する際のポイント

社会人2年目でも転職を成功させるには、なぜ今転職をするのか、転職先に何を求めるのかを明確にする必要があります。

採用側は今感じている意欲が長く続くのか、採用してすぐにやめてしまう人材ではないか、見極めたいと思っています。相手の意欲を探るために、「一年後ではダメなのですか」「今転職をする必要は本当にあるのですか」といった少し意地悪な質問をするかもしれません。ただし、採用する気がなくてこのような質問をするわけではありません。

明確かつ論理的に応えることができれば問題ないので、あらかじめしっかり考えておくようにしましょう。例えば、「自分の掲げている目標を実現するには、御社の〇〇で〇〇のような経験を積むことが必要だから」といったように、自分の目標と希望の転職先の事業内容を結びつけるなど具体的に答えると好印象です。

様々な思いをもとに社会人2年目での転職を決意すると思いますが、採用側からみると、新卒の1年目も2年目もスキルとしてはほとんど変化がないように見えます。社会人2年目までで学べたこと、1年目との違い、新卒当時の認識の甘さなど、自らをしっかり分析して相手に伝えることができるようにしておきましょう。

転職理由や入社後のイメージ、自分のアピールポイント、目標は、実際に深く考えてみると意外にも難しく時間がかかってしまうこともあります。準備にあまり時間をかけたくないと不十分な状態で応募してしまう人もいますが、ここで考えを深めておかないと最終面接でつまずいてしまったり、入社後自分のイメージとズレが生じてしまったり、と失敗の原因となりかねません。

自分の強みやこれからの目標が転職理由とリンクできていれば、採用担当者の心に刺さる志望動機に繋がるので、無駄な時間と思わず入念に準備をするようにしましょう。

おわりに

近年は少子高齢化で若い人材が減少しているため、入社2年目でも歓迎している企業が増えています。転職を恐れ、苦しい現状を我慢する必要はありません。転職しても良いのか判断ができない場合は、自分のおかれている現状を把握し、直面している問題の原因や解決方法を探るところからはじめてみましょう。

ポイントは以下の4つです。
・1つの会社に長く留まるケースが少なくなり、社会人2年目で転職する人も多い
・転職理由が明確であり、それが妥当なものであれば社会人2年目でも問題ない
・社会人2年目での転職では自己分析をしっかり行うことが大切
・社会人2年目での転職では自分の強みや目標を転職理由とリンクさせると効果的

社会人2年目の転職は、自分に何ができるのか、何を知っているのかを明確に伝えることが重要です。転職すること自体は、基本的には問題ではありません。実際に転職をしないにしても、自己分析をしたり、業界をリサーチしたりすることは、今後のキャリアアップに役立ちます。幅広い視野を持って可能性を広げていきましょう。

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