ガクチカでアルバイトを効果的にアピールする方法

ガクチカはエントリーシートや履歴書で必ず記入しなければならない項目の一つですが、「何を書いたらいいか思いつかない」という学生は、アルバイトについて書くのも一案です。

ガクチカというと学業のことしか書いてはいけないと思っている人も多いようですが、ありのままの自分をアピールしたいのであれば、アルバイトがガクチカだと言い切ってしまうのも悪くありません。

どんな形で書けば採用担当者に好感をもたれるのか、具体的なポイントを見ていきましょう。

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アルバイトも立派なガクチカ

「ガクチカ」という言葉が使われ始めたのは2014年頃のことですが、就職活動をしていない人の多くにとっては「聞いたことはあるけれどどういう意味かわからない」「聞いたこともない」のがガクチカという言葉です。

一方、大手の就職情報会社の調査によれば、就活生の間では最も流行った言葉がガクチカです。

就活用語にはガクチカ以外に「ソー活(ソーシャルメディアを使っての就職活動)」「グル面(グループ面接)」などがありますが、こういった略語は就職活動をできるだけ楽しいものにするための就活生たちの工夫と言うこともできるかもしれません。

ガクチカにアルバイトのことを書く時の注意点

ガクチカ=「学生時代に力を注いだこと」にアルバイトのことを書くのは好ましくないという意見の採用担当者もいるようですが、それはポイントを押さえた書き方をしていないからです。

例えば、「コンビニエンスストアでのアルバイトを一生懸命がんばりました」とガクチカに書いただけでは、それが就職活動とどうつながるのかと採用担当者は首をひねるだけです。

学業と直接関係のないアルバイトをしても、就活の段階では高く評価されることはありません。

採用担当者が要求するガクチカの内容

学生がアルバイトをするのは普通ですが、採用担当者にしてみれば、「アルバイトをがんばった」ことはプラスにはなりません。

採用担当者が知りたいのは「なぜそのアルバイト先を選び、どのような将来の展望を持って仕事をしたか」「アルバイトでどのような価値観を得たのか」ということなのです。

アルバイト先が入社希望の企業と同業種である

同じアルバイトでも、勤めた先が入社を希望する企業と同じ業種であった場合にはガクチカに書いた方が有利になることがあります。

同業種でアルバイトしたということは、その業種の仕事が好きでずっと続けていきたいということですから、「なぜウチの会社を選んだのか」という採用担当者を納得させることができます。

飲食業界に就職を希望している学生なら、喫茶店や居酒屋でアルバイトした経験はもちろん有利に働きますから、ガクチカにはむしろ進んで書いておくべきです。

行動や傾向、嗜好に一貫性がある学生はポジティブな印象を与えますので、闇雲にアルバイトを選ばずに、自分の将来の希望に沿ったアルバイト先を選んでいくことも重要です。

アルバイト以外のガクチカにも言及しておくのがコツ

ガクチカにアルバイトの経験を書くのは決してマイナスではありませんが、それだけではなくて他のタイプのガクチカに関しても言及しておくことが、採用担当者にガクチカを読ませるコツです。

長期インターンシップも立派なガクチカ

長期インターンシップは給与をもらえるという点でアルバイトに似たところがありますが、アルバイトは単に収入を得るための手段であるのに対して、インターンシップは就職も考慮した上でのプレ就活という性格が強いという違いがあります。

最近ではインターンシップを経験する学生が過半数を占めるようになりましたが、ガクチカを作成する際にはアルバイト体験だけではなくて、インターンの体験もぜひ加えておくようにしたいものです。

そうすれば、将来の社会人としての生活に向けて準備している姿が採用担当者にも伝わってきます。

インターンシップの内容は、入社を希望する企業の業種と近ければ近いほどプラスになりますから、大学に入学したらできるだけ早いうちに将来の方向性を見極めることが大切です。

インターンシップとアルバイトも同業種であれば申し分ありません。

ボランティア活動もアルバイトと組み合わせやすいガクチカの内容

ボランティア活動もアルバイトと合わせてガクチカに書きやすい内容ですので、ボランティア活動には積極的に参加しておくのもおすすめです。

アルバイトというと「バイト代を得るために仕方なく」というイメージが強いのですが、ボランティア活動をしておくと主体性や行動力をアピールしやすくなります。

ボランティア活動を始めるに至ったきっかけや動機をわかりやすく、できるだけ詳しく書いておくと採用担当者の目に止まりやすくなります。

ボランティア活動で苦労したこと、学んだことなどもガクチカに書いておくとより説得力が出ます。

ゼミ活動とアルバイト体験を合わせてガクチカを作成する

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」ですから、アルバイトや留学、インターンシップと合わせて本来の学業にも言及した方が採用担当者のウケがよくなります。

例えばゼミ活動というのは採用担当者・面接官の関心を惹きやすいテーマです。

ゼミでは卒業論文や学会発表の課題を目標に活動することが多いので、ガクチカに記入するための要素としては「本道」ということができます。

ゼミはグループ単位で行動することが多いので、協調性やリーダーシップに優れているかどうかもガクチカから読み取ることができます。

ガクチカでどうやってアルバイトをアピールするか

では実際に、ガクチカではどんな言葉でアルバイトをアピールしたらいいのか、例文を見ながら研究していきましょう。

上手にまとめるためには、「そのアルバイトを始めた理由」「主体的に行った取り組み」「失敗談と成功談」「学んだこと、得られた結果」のように構成をしっかりと作り上げるのがコツです。

家庭教師のアルバイト

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私が学生時代に最も力を入れたことの一つは、家庭教師のアルバイトです。私は子どもの頃、勉強が苦手で周囲のペースについていけず、辛い思いをした経験があります。

そのため、昔の自分と同じような思いをしている子どもたちの力になりたいと思い、家庭教師を始めました。

家庭教師をする際には、常に相手の立場に立つことを大事にしました。私の生徒は割り算が苦手だったので、特別に演算ノートを作成して一緒に問題を解きました。

苦労が実り、その生徒は数学のテストでいつもより15点高い成績を上げることができました。

この時の経験から、相手の立場に立って物事を考えることがいかに大切かを実感しました。社会人になった際にも、常に相手の立場に立って「今、何を求めているのか?」を考えながら行動していきたいと思います。
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自分の苦手な体験を克服しようと努力している姿は高く評価されます。

また、次のようなガクチカも説得力があります。

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これまでの3年間の大学生活の中で、私を最も成長させてくれたのは小中校生を対象とした塾講師の経験です。

ここで学んだのは自分を商品化すること、そして生徒を叱咤激励する愛情です。塾講師というのは自分自身が商品ですから、他の講師がやらないような、生徒を惹き付ける授業を展開しなくてはなりません。

塾はプライベートな学びの場ですから、独創的なアイディアで生徒が勉強に励むような環境を作っていくことが大切です。
「Aで始まる普通名詞」を一番数多く書けた人が勝ち、といったようなゲームも時には取り入れることで、塾からも次第に頼りにされるようになってきました。

生徒はまだまだ遊びたい盛の子どもですから、時には心を鬼にして叱咤激励することも大切です。

宿題をやってこないことが多い生徒をある日激しく叱り、反省文を提出させたところ、こちらの気持ちをわかってくれたのでしょう、見違えるほど真面目な生徒に変身し、見事第一志望の高校に合格することができました。

気持ちが通じれば、人はどんどん伸びていくことを私自身も勉強させてもらいました。
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飲食店でのアルバイト

数あるアルバイトの中でも最も多いのが飲食店での仕事ですが、これもガクチカに活用することができます。

と言っても、「アルバイトを通じてコミュニケーションスキルを学んだ」などのようなありきたりの文章では説得力に欠けます。

どんな実績を上げたか、アルバイト先にどのように貢献したかを具体的に説明することが大切です。

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私にとって最も貴重な経験は、アルバイト先の喫茶店の売上を伸ばすのに成功したことです。

私が勤務する店舗はケーキの売上が他店よりも悪く、それを改善する任務を任されました。

ケーキが売れない原因は商品の陳列の仕方が悪いからだと思いつき、ケーキの陳列ケースをレジ脇の目立つ場所に移動すると共に、期間中にケーキを一番多く売った店員にはインセンティブを出すことでモチベーションを図りました。

その結果、ケーキの売上を他店舗の水準まで引き上げることに成功したのです。
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まとめ

ガクチカでアルバイトのことを書く際には、ちょっとした言葉遣い次第で採用担当者に与えるイメージがガラッと変わってくるものです。

書類選考は面接に至るまでの重要な関門ですから、焦ってすぐに書き上げようとせずに、何度も推敲を重ねるようにしたいものです。

推敲していて行き詰まった時には大学のキャリアセンターに行って相談してみる、あるいは同じ就活生の友人に読んで聞かせて意見を言ってもらうようにすると、新たな視野が開けることがあります。

就活中は一人だけで悩まずに、仲間通しで励まし合ったり、情報を交換し合ったりすることも大切です。

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