ガクチカには「学んだこと」を書いてアピール!

「ガクチカ」というのは「学生時代に力を入れたこと・力を注いだこと」の略で、2014年頃から就活生たちの間で使われ始めるようになりました。

ガクチカには大学生活で学んだことを書くのが基本ですが、「どういうふうに書いたらいいのかわからない」「自己PRとの違いがよくわからない」と感じている学生も多いようです。

ここではどんなふうにガクチカを作成すれば採用担当者に好印象を与えることができるのか、何がガクチカの内容としてふさわしいのかを考えていきましょう。

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ゼミで学んだことを基にガクチカを作成する際のポイント

ゼミ(ゼミナール)というのは大学における教育方法の一つで、10〜20名程度の小規模のグループで研究テーマを設定し、担当教員の指導のもとに調査や発表・討論を行っていくスタイルが採られています。

ゼミの選び方

大学には一般教育科目のゼミと専門的な教育を行うゼミの2種類がありますが、専門的なゼミは自分で選ぶことができます。

研究テーマや研究方針、教授名、所属人数などを比較検討して入りたいゼミを決めたら申請を行い、結果を待ちますが、どんなゼミかを具体的に知りたい場合には直接訪問してゼミの担当教授と面談をすることも可能です。

ゼミを訪問する際には、前もってメールで予約を取るのが一番ですが、オフィスアワー(担当教授が学生の相談を受ける特定の曜日や時間帯)であればいつでも訪問できるゼミもあります。

ゼミで学んだことは社会人になっても役立つ

ゼミではディスカッションや研究発表を頻繁に行うことになりますから、人の前で話すコミュニケーション力や自分の論旨をまとめるスキルはいやが応でも身につけなければなりません。

ゼミで学ぶこういったスキルは就職して社会人になってからも必要とされる項目ですから、ゼミで学んだことをわかりやすく組み立てればそれでガクチカが出来上がります。

ゼミ長を務めていなければガクチカでゼミのことについて書いても仕方がないと思い込んでいる人もいるかもしれませんが、大切なのは役職ではなくて「ゼミでどう成長したか」「ゼミでの経験を仕事にどうつなげていくか」です。

ガクチカの構成

採用担当者が一枚のエントリーシートに目を通す時間はほんのわずかなものですから、ガクチカの冒頭に「ゼミの経験を通して何を学んだのか」という結論を持ってくることが大切です。

次になぜそのゼミを選んだのか、そして乗り越えなければならなかった課題や難しかったポイントがどこにあったのかを簡単に説明します。

課題や難関をどのように乗り越えたか、乗り越えるためにどういった行動を起こしたかで文章を展開し、どのような成果を得られたのかで結びます。

最後に、経験から学び取ったこと、社会人として活かしていけるポイントについてまとめれば流れのいいガクチカが出来上がります。

ゼミでの経験を生かしたガクチカの例文

私が学生時代に最も力を入れたことは、考古学のゼミ活動です。
ゼミでは担当教授の指導の下で全国各地のフィールド調査や資料調査などの活動を積極的に行ってきました。

ゼミ活動では、一つの課題に対して多方面の角度からアプローチすることを心がけました。

ゼミに所属したばかりの頃は、文献調査のみの一面的なアプローチしかしないことも多かったのですが、途中からこれでは優れた研究はできないと思い、現地調査や専門家への取材なども加えた結果、学会では学生最優秀賞をいただくことができました。

様々な角度からのアプローチがいかに大事かというのがゼミの研究を通して学んだことです。
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インターンシップで学んだことを基にガクチカを作成する際のポイント

大学生活で学んだことといえばゼミでの研究内容がメインですが、文化系の学部・学科の中にはゼミがないところもあります。

こういった場合には、インターンシップなどといったゼミ以外の要素を織り込みながらガクチカを作成していく方法もあります。

インターンシップの種類と選び方

インターンシップに参加する学生は年々増えており、就活の一部として評価されることが多くなっています。

インターンシップには1day〜2週間程度の短期のものと、3ヶ月以上の長期インターンシップがあります。

短期インターンシップは会社の概要や雰囲気を知るだけといった性格が強く、実務を学ぶところまではいきませんが、有名企業のインターンとして参加したというだけで評価に繋がることがあります。

申し込めば誰でも参加できるインターンシップと違い、有名企業のインターンシップは書類選考や面接に合格した人だけが体験できるものなので、「私は◯◯企業のインターンシップに参加して◯◯を学びました」とガクチカに書くだけでプラスになります。

長期のインターンシップを勤め上げた人はそれほど多くはありませんから、これもガクチカとしてプラスの材料になりますし、基礎的な新人研修を受けていることが多いので、採用側にとっては魅力的です。

ガクチカでインターンシップについて書く際には、いかに実践力を身につけているかを強調するといいでしょう。

ガクチカにインターンシップのことについて書く際のテクニック

ガクチカでは内容も吟味されますが、論理的な文章が書ける学生かどうかも見られますので、構成の整った文章が書けるような練習をしましょう。

ガクチカには結論を最初に持ってくるPREP法という文章構成法がおすすめです。

PREPは「Point(結論・話のポイント)」「Reason(理由)」「Example(具体的な事例)」「Point(結論)」のから成っていますが、この構成をきちんと守っていれば伝えたいことを簡潔にまとめているという印象を採用担当者に与えることができます。

ガクチカに必要とされる文字数は400字が目安ですから、PREP法を使ってメリハリのある文章を作れば必ず採用担当者の目に留まります。

ガクチカには具体的な数字を入れると説得力が増す

インターンシップ体験の中で、自分が努力したことによって担当した商品の売上が増加した場合などは、「売上を大幅に増やすことができました」などと抽象的に書いても採用担当者が読み逃してしまう可能性があります。

ですから、「私はベンチャー企業の営業部にインターンとして参加しましたが、最初は50万円だった売上を6ヶ月で100万円に伸ばすことができました」と具体的に書くことで読み手の注意を引き付けるようにすることが大切です。

売上が50万円にとどまっていた原因は何だったのか、どういう方法で売上を伸ばすことができたのかについても言及すればアピール力の強いガクチカになります。

アルバイトで学んだことを基にガクチカを作成する際のポイント

アルバイトは学生の本分である学業とは関係のない活動ですから、アルバイトで学んだことをガクチカに書くのはどうかという意見もありますが、ゼミやインターンシップの経験がない人、本当にアルバイトに力を注いだ人はガクチカの素材として扱っても問題ありません。

アルバイトは仕事の場ですから、どんな職場でも学んだことはたくさんあるはずです。

上司や同僚とのすれ違いといったトラブルに直面したけれど、自分が心を開くことによって職場の環境が改善されていったという話もガクチカにとっては貴重なエピソードです。

社会人になった時に必要とされるのは、ゼミ長を務めたとかアルバイト先で表彰されたなどといった輝かしい経歴ではなく、課題やトラブルを処理していく能力と根気です。

そういったことがアルバイトで「学んだこと」としてまとめてあれば、ガクチカも説得力のあるものになります。

先輩内定者のガクチカを読んで研究するのも一案

ガクチカはほとんどの企業がエントリーシートの項目に入れている要素ですので、気合を入れてじっくりと文章を練ることが大切です。

一度ガクチカを仕上げれば志望する企業全てに使えますから、推敲を何度も重ねて納得のいくガクチカを作成しましょう。

書いていてアイディアに詰まったら、先輩内定者のガクチカを読んで研究するのも悪くありません。

就活サイトの中には会員登録さえすれば数千件のエントリーシートが閲覧できるところもありますので、上手に利用してガクチカの参考にしたいものです。

閲覧ページで「ガクチカ アルバイト」などと入れて検索するだけで、アルバイトを素材にしたガクチカが簡単に探せます。

アルバイトでの経験を活かしたガクチカの例文

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私が学生時代に最も力を注いだのは、コンビニエンスストアでのアルバイトです。

お客様の笑顔が見たい、お客様が「ここで買い物をしてよった」と思ってほしいという理由からコンビニで働き始めました。
毎日の業務では、いかにお客様に喜んでもらえるかを意識し、心を尽くしてお客様と接してきました。

シフトのつなぎがなかなかうまくいかないなどのトラブルもありましたが、アルバイトを続けていく中で顔見知りのお客様もでき、笑顔で挨拶してもらえるようになりました。
10ヶ月間という短い期間でしたが、アルバイトで得た経験を社会人としても活かしていきたいと考えています。
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まとめ

人生は挑戦と学びの連続です。

過去に学んだことを活かして物事に挑戦し、挑戦することによってまた何か新しいことを学び取ることができます。

文章を書くのが苦手という人は多いものですが、大学を卒業して社会人になれば苦手な仕事も毎日こなしていかなければなりません。

ですから、ガクチカを書くのも社会人になるための予行演習だと思って臨むことが大切です。

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