エントリーシートの記入は敬語が一般的?正しい言葉の使い方を徹底解説していきます

日本語には、敬語の他にも謙譲語・尊敬語・「した、だ、である」を筆頭に、多くの言葉遣いが存在します。あなたが丁寧だと感じて使用している言葉も、エントリーシートには不適切な可能性が…。エントリーシートに使用するべき言葉遣いと敬語のメリットを解説していきます。

実際に、周りの学生の中でも使用する言葉は「敬語」か「した、だ、である」に分かれます。どちらがメリットが多いのか理解することで、正しく使用できる言葉遣いを選択しましょう。

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エントリーシートに使用する言葉は「敬語(敬体)」と「常体」の2種類

エントリーシートに使用される言葉遣いとして、「敬語」と「した、だ、である」の口調が存在します。多くの学生は、この2種類の言葉のどちらかを選んでいるでしょう。ここでは、「敬語」を「敬体」、「した、だ、である」を「常体」と表します。まずは、この2種類を深く理解しましょう。

《敬体》
敬語と呼ばれるものであり、大きく尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つに分けることができます。
・尊敬語
相手を敬う言葉
・謙譲語
相手よりも自分を下に低めて使う言葉
・丁寧語
語尾に「です。ます。」を使用する。

間違えやすいのが、相手に対して敬って使用する「尊敬語」と自分の行動を低く言い表す「謙譲語」を逆に使用してしまうことです。相手の行動を「謙譲語」で表してしまうと失礼になるので、言い方の違いを理解しましょう。

《常体》
常体は、文体に敬語を含まない言葉遣いです。使用することが難しい言葉遣いですが、言葉が得意な方ならば上手に尊敬語を使用しながら、常体で自信の溢れる文章を作成することができます。

《×》「私は、貴社の目指している理念に共感し、応募させていただいたのである。」
《○》「私は、貴社の目指す理念に共感し、応募した。」

しかし、一般的には常体は、敬語を含まない文章なので、口調が安定せずにおかしな文章になってしまう可能性があります。

エントリーシートでも間違えやすい!尊敬語・常体・謙譲語を解説!

エントリーシートで間違えやすい、正しい日本語を解説していきます。「敬語」を使用する場合は、「尊敬語」と「謙譲語」を間違えて使用しないように注意しましょう。「常体」を動詞として解説していきます。

常体:言う 尊敬語:おっしゃる 謙譲語:申し上げる
常体:会う 尊敬語:お会いになる 謙譲語:お目にかかる
常体:見る 尊敬語:ご覧になる 謙譲語:拝見する
常体:与える 尊敬語:くださる 謙譲語:差し上げる
常体:行く 尊敬語:いらっしゃる 謙譲語:お伺いする
常体:受け取る 尊敬語:お受け取りになる 謙譲語:利用いたす
常体:食べる 尊敬語:召し上がる 謙譲語:いただく
常体:考える 尊敬語:お考えになる 謙譲語:拝察する
常体:する 尊敬語:なさる 謙譲語:いたす
常体:帰る 尊敬語:お帰りになる 謙譲語:おいとまする
常体:来る 尊敬語:いらっしゃる 謙譲語:参る
常体:知る 尊敬語:ご存じだ 謙譲語:存じる
常体:いる 尊敬語:いらっしゃる 謙譲語:おる
常体:わかる 尊敬語:ご理解いただく 謙譲語:かしこまる
常体:聞く 尊敬語:お聞きになる 謙譲語:うかがう
常体:座る 尊敬語:おかけになる 謙譲語:お座りする

就活生の多くは敬語を選んでいる

就活生の多くは、自分がエントリーさせてもらう立場として、企業を上に見るのが当たり前の立場です。なので、敬うことができる敬語を使用する方が多いです。しかし、常体を使用しても不採用になってしまうということもなく、どちらを使用しなければならないという決まりはありません。

決まりがないので、自分の使用しやすい方を選択しましょう。しかし、「文体を統一する」ことが大切です。敬語を使用しながら、途中で常体の言葉遣いがあること。常体の文章の中に敬語があることは正しい日本語ではないので、注意しましょう。

エントリーシートで敬語を使うメリット

エントリーシートで敬語を使用するメリットを解説していきます。敬語は、「です。ます。」の丁寧語を使用するだけでも、相手に敬意を払っていることが伝わります。小さな頃から先輩や学校の先生に使用している言葉遣いなので、慣れていることも大きなメリットでしょう。

企業に敬意や誠意が伝わる

敬語は、使用するだけでも企業に対する敬意や誠意を伝えることができます。難しい表現はしなくても、相手を目上の方と判断して使用する言葉なので、使用したことで悪いイメージを持たれる可能性はないでしょう。

しかし、敬意を強く現そうとすると、おかしい日本語になってしまう可能性もあるので、注意しましょう。無理に肩に力を入れずに、自然体で記入することがおすすめです。

これからの仕事現場でも敬語でやりとりをする

敬語は、これから企業に入社してからも現場で使用する言葉遣いです。入社してから、常体の言葉遣いを使用する機会は「ほぼ」ないでしょう。企業はエントリーシートだけでなく、面接でもあなたが企業に入社してから発言している様子も、イメージできるのではないでしょうか?

企業の取引先にメールや手紙を送る際にも、使用される言葉遣いは「敬語」です。エントリーシート自体も、企業に送信、送付する大切な書類であるため、敬語を使用して不快な印象を与えることはないでしょう。

エントリーシートで敬語ではなく「常体」を使うメリット

常体をエントリーシートで使用するメリットを解説していきます。多くの方には馴染みがない言葉遣いかもしれませんが、全体の2割を超える一定数の学生はエントリーシートで常体を使用しています。常体のメリットを理解して、敬語と比較してみましょう。

文章の文字数を減らすことができるのでアピールできる文章を多く記入できる

常体は、文字数が少なく済むという点では、敬語と比較しても大きなメリットです。その分、他にアピールしたいことやエピソードを深く掘り下げるためのスペースとして有効活用できます。

エントリーシートは、項目別に文字数が決められている場合が多く、書類選考の場合はエントリーシートですべてをアピールする必要があるため、より長い文章になりやすいです。項目の文字数が足りなくて、チェックを何度も繰り返した方もいるはず…。全体の文章を常体に変更するだけで、多くのスペースを作ることができます。

自信があるように見え、説得力が文章に現れる

常体は、言い切るような印象の言葉遣いです。自信があり、断言できるイメージがあります。文章の説得力も高めることができますし、特に自分に自信をつけたい男性が多く好む傾向があります。

エントリーシートには、説得力の高い文章が求められるので、言葉遣いで説得力をアップする方法としては有効かもしれません。ですが、言葉遣いに頼らずにエントリーシートの内容を説得力の高いものにできるように、改善することは忘れないでください。

エントリーシートで常体はよくないイメージ?

エントリーシートで常体を使用すると、自分に自信がありすぎる印象を与えてしまう可能性があります。よって、上から目線で話しているのではないかと勘違いされる可能性も高いでしょう。業界未経験の新卒にとっては、より企業に対して敬意を払うことが大切です。学生が使用するには、少し自己顕示欲の高すぎる印象を与えてしまう可能性があります。

唯一、常体を使用して効果的な人物が存在します。それは「すでに社会人として、働いた経験のある人間」。業界に経験があるならば、さらに常体を使用することで効果的なエントリーシートを作成することが可能です。

最終的にエントリーシートでは敬語を使うのがおすすめ

敬語と常体のメリットを参考にした結果、新卒の就活生は「敬語」を使用することがおすすめだと感じました。実際に、多くの学生は敬語を使用しており、企業側も敬語を使用した方が印象がよいと感じているからです。

説得力と自信のある文章をアピールするために常体を使用したい方もいるかもしれませんが、企業に対して敬うことが必要な学生は、「敬語」を使用することがベストです。

敬語を使用しても説得力をあげるポイントがある

敬語を使用しているから説得力が出ないという訳ではありません。エントリーシートの内容も大切ですが、効果的な方法が2つあります。

・文章の構成に気をつける。
始めに質問されている答えを述べる記入方法です。すべてのエントリーシートの項目に適切な構成が存在します。文章の流れを意識して記入しましょう。
《結論→理由→エピソード→結果→結論(将来のことにも触れる)》

・体言止め
体言止めとは、語尾を名詞や代名詞で止める方法です。文章がシンプルになり、読みやすくなるメリットがあります。適切なタイミングで使用することにより、アピールしたいことを強調することも可能です。使いすぎは逆効果になってしまうので気をつけましょう。

リズム感があり、インパクトのある文章になるので、単調になってしまう文章に効果的です。

エントリーシートに敬語を使わなくてはならないという決まりはない

敬語をおすすめしましたが、絶対に敬語を使用しなければならない決まりはありません。表現の自由が認められているからこそ、あなたの魅力を伝えるために適切な言葉遣いを選択しましょう。

中盤でお話ししたように、エントリーシートで敬語と常体が存在してしまうことはNGです。使用する言葉遣いを理解して、正しい日本語を使用しましょう。

自分の立場をわきまえて言葉遣いを気をつけよう!

企業にエントリーシートを提出した瞬間だけでなく、面接、そして企業に入社したあとの自分の立場を理解しましょう。企業に尊敬を持ち、「採用してもらう」という気持ちを大切にして、エントリーシートを記入しましょう。

常体を使用しているから、企業を見下しているという意味合いではなく、どちらの言葉遣いを使用しても、企業に適切だと認められた人間は内定をもらっています。まずは、言葉遣いで説得力や自分をアピールするのではなく、エントリーシートの完成度をあげることを意識して努力しましょう。

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