貴社?御社?エントリーシートで使用するのはどちらが正しいのでしょうか?

エントリーシートで、「志望する企業」を表すために用いられる「貴社」「御社」はどちらを使用することが正解なのでしょうか?ネットにある志望動機の例文を見ても、貴社・御社2つの表現が用いられており、どちらが正解なのかは不明です。

エントリーシートを作成する前の学生に参考にしてほしい、正しい単語の使用方法をご紹介していきます。知識として、自分のなかにインプットしておきましょう。

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「貴社」と「御社」の意味は?エントリーシートではどちらを使用する?

冒頭でもお話ししたように、「貴社」「御社」はどちらも「企業」を表す言葉です。志望動機で最も多く使用される傾向があり、必ずエントリーシートのなかで誰でも使用する単語です。

基本的には、エントリーシート上では「貴社」を使用することが正しいとされています。なぜ、貴社が正しいのか、詳しく見ていきましょう。実際に、全体の企業のうち7割は「選考に影響しない」と考え、3割は「一般常識が欠けている」「知識不足」「就活としての準備不足と捉える」という意見が出ています。

「貴社」は書き言葉

貴社は、本来は「書き言葉」とされている言葉です。エントリーシートは文字で提出するので、書き言葉を使用することが正解です。エントリーシートの他には、資料やメールなど、文字で表すものすべて「貴社」と記入することが望ましいでしょう。

「御社」は話し言葉

一方、御社は貴社と同じ意味を持ちながら「話し言葉」とされています。御社と使用するケースでは、面接やGDで自分の口から発言している時です。エントリーシートに「貴社」と記入していても、面接で志望動機を質問されれば口頭では「御社」と発言する方が丁寧です。

電話や直接企業と話をするケースでは「御社」を使用しましょう。

もし間違えて「貴社」でなく「御社」をエントリーシートで使用してしまったら?

間違えて「御社」とエントリーシートに記入してしまったら、マイナス評価になるのでしょうか?結論は、「内定に大きく関係するようなマイナス評価になることはない」です。採用担当者の方々も、大きなミスとして認識する方は少なく、どちらを使用しても構わないという企業が多いです。

ただし、職業がライターや校閲・作家など文字を仕事としている場合は、大きなポイントとして評価される可能性があります。企業のなかでも「一般常識がない」と評価する企業も存在するので、記入の際は注意しましょう。

もしエントリーシート提出後に貴社と記入していないことに気づいたら?

提出後に間違いに気づいた場合の対処方法は、特にありません。多くの企業では、気にしていない企業も多いため、わざわざ自分から間違いを申告する必要はないとされています。

ですが、さきほどご紹介した文字を生業とする職業の場合は、大きなマイナス評価になる可能性があるので、直接電話で申告し、新しく記入したエントリーシートを提出する旨を伝えましょう。

新しく記入したエントリーシートは、持参しても受け取ってもらうことのできない可能性があります。しかし、ミスをそのままにしない「責任感」や「性格」。企業に対する「熱意」は伝えることができます。「貴社」と「御社」の違いで、不採用になることは少ないです。

【応用編】企業によっては貴社じゃない?エントリーシートに使用する可能性が高い方は勉強してみよう!

貴社という表現について解説してきましたが、すべての企業が「貴社」と表現できるわけではありません。業種によって異なる表現をご紹介していきます。大学からエントリーする可能性の高い職業なので、間違えた表現で一般的な常識がないと判断されないように参考にしてみましょう。書き言葉と話し言葉で分けながら解説していきます。

官公庁

書き言葉:貴省、貴庁
話し言葉:御省、御庁
(話し言葉の場合は、実際には正式名称の省庁名で使用するケースが多いです。)

学校法人

書き言葉:貴校
話し言葉:御校

金融機関

書き言葉:貴行
話し言葉:御行

医療機関

書き言葉:貴院
話し言葉:御院

財団法人

書き言葉:貴法人
話し言葉:御法人
(話し言葉では、正式名称の法人名で使用されるケースが多いです。)

エントリーシートに「貴社」と記入されていないことをマイナス評価する企業は3割

様々な職業別に、貴社と同じ表現する形を解説してきました。貴社と御社の違いにミスの意識を持つ企業が少ない中でも、全体の約3割の企業はマイナス評価を持つと言われています。企業側が不快に感じる言葉遣いや、一般常識やマナーが備わっていないと判断されるエントリーシートに使用されている傾向が高い「間違いの記入方法と日本語」を解説していきます。

若い世代にはお馴染みの言葉も、実は略されていたり、エントリーシートに使用するには不適切な言葉遣いかもしれません。エントリーシートの内容が素晴らしかったとしても、言葉遣い不適切では高い評価は受けることは不可能です。

間違えている表現はないか、自分のエントリーシートと比較しながら参考にしてみてください。

当たり前に使用しているその言葉!実は不適切で使用したくない注意してほしい言葉をご紹介!

普段の会話で多くの方が使用しているでろう、エントリーシートには不適切な言葉遣いを解説していきます。失礼なだけでなく、分かりにくい表現になってしまうので注意しましょう。

・私は○○”っていう”目標を達成するためにサークル活動を行いました。→私は○○”という”目標を達成するためにサークル活動を行いました。
・私が学業で力をいれたのは○○です。”あと”、○○にも自信があります。→”また”、○○にも自信があります。
・○○が好き”なので”貴社を志望しました。→○○が好き”だったため”、貴社を志望しました。
・”でも”、○○でした。→”しかし”、○○でした。

若い世代には当たり前の日本語も注意!エントリーシートにはすべて正式名称で記入しましょう。

私たちが当たり前に使用している言葉は、略して使用されているものが多くなっています。就活には向かない言葉が多く、間違えて使用してしまって、大きなマイナスにならないように注意しましょう。

《高校》○○高校と記入しがちですが、正しくは○○「高等学校」です。

《運転免許・漢字検定など》検定や資格の名前は正式名称で記入しましょう。「普通自動車第一種運転免許」「漢字能力検定」など。

《バイト》バイトが正しいことばだと勘違いしている方も以外と多いです。正しくは「アルバイト」。

《自分》エントリーシートや面接では適切ではありません。男性に使用してしまう方が多いですが、正しくは「私(わたくし・わたし)」です。

《ら抜き言葉》「食べれる」「見れる」は正しい日本語に感じますが、「ら」が抜けています。正しくは、「食べ”ら”れる」「見”ら”れる」。

エントリーシートで「貴社」でも「御社」でも統一することが大切

エントリーシート上では、同じ紙の上で複数の記入方法がある事項に関しては、すべて統一した状態での記入が正しい記入方法です。「御社」と間違えて記入してしまっている場合でも、最後まで統一して同じ表記で記入するようにしましょう。

途中で間違えたと気付いても、途中で表記を変更する必要はありません。「貴社」「御社」を繰り返して使用してしまうと、意味がわかっていないという判断をされてしまうことも…。別の企業を指しているのではないかという考えにもなってしまう可能性が高いので統一して記入しましょう。

企業を表す言葉だけでなく、「資格の年号・記入日の年号・学歴の年号」は統一させた方が望ましいです。さらに、エントリーシートは基本的に数字は算用数字を使用します。漢字の数字は縦書きの場合に使用される数字であるため、横書きのエントリーシートでは算用数字を使用しましょう。

「御社」と記入して直したい時は?

「御社」と記入してしまったエントリーシートを修正するために、修正テープ・修正液は使用しても良いのでしょうか?結論は、使用してはなりません。他の部分の修正をしてはいけないように、エントリーシート上で修正用具を使用することはやめましょう。

もし、どうしても「御社」が気になる場合は、エントリーシートを新しく書き直すことが唯一の方法です。手間がかかってしまうかもしれませんが、気になってしまう方にとっては、気持ちもすっきりしますし100%の状態で、企業にエントリーシートを提出することができるのではないでしょうか?

全力で企業にと向き合えるように環境を整えましょう。修正用具ではありませんが、「消せるボールペン」も使用はNGです。

エントリーシートでのマナーや言葉遣いは大切だけど、内容や面接での受け答えの方が大切です

エントリーシートでは、「貴社」を使用することが正しいと理解できましたか?ですが、企業が大きなポイントとして注目しているのは、「貴社・御社」ではありません。エントリーシートの内容やエントリーシート全体で使用されている言葉遣いの方が、選考に関係してくる可能性が高いです。

小さなことでも正しい方法を選ぶことは大切ですが、まずはエントリーシートのキーでもある「志望動機」「自己PR」などの記述をする項目の完成度と説得力をアップさせましょう。

書類審査がなく、面接をすぐに行う企業の場合は、受け答えも重視されます。しっかりと相手の目を見て気持ちが伝えられるように対策を練って向かいましょう。

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