インターンシップとは? 【就活に役立てる方法】

インターンシップとは、学生が企業で実務を体験する制度のことで、1dayの短いものから3ヶ月以上の本格的な職業体験まで、期間はまちまちです。

日本では歴史の浅いインターンシップですが、アメリカでは100年以上前にインターンがスタートしました。

1906年、シンシナティ大学の工学部長を務めていたヘルマン・シュナイダーという教授が、工学部の学生27人に工作機械メーカーの実務を体験させる試みを行いました。

この時は「産学連携教育(cooperative education)」という名目で呼ばれていましたが、現在、アメリカは海外からの学生も受け入れるインターンシップ大国となっています。

インターンシップに参加することは就活にも大いに役立ちますので、大学に入ったら長期計画でインターン参加のスケジュールを立てていくことをおすすめします。

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インターンシップとは? 参加することのメリット

インターンシップに参加する大学生は年々増えていますが、大手のインターンシップ情報サイトが行なったアンケートによると、2019年卒の内定者では62%がインターンシップに参加した経験があると答えています。

ちなみにインターンシップの平均参加社数は4.37社ですから、インターンの経験が多い学生は内定がもらいやすいという傾向があることがわかります。

インターンシップにはいくつものメリットがありますので、ぜひ参加してみることをおすすめします。

採用を前提にしている企業も多い

インターンシップでも数ヶ月以上の長期タイプは、企業側が採用を見据えて学生を選んでいるケースが多くなっています。

つまり、優秀な学生であればインターンとして「青田買い」をしておき、就活シーズンが始まったら内定を出してそのまま採用するというものです。

すでに企業内で数ヶ月働いていますので、社員教育を一からやる必要もありませんし、学生の人柄や特性もインターン中に見ていますから、どの部署に配属すれば伸びてくれるかもすでに見極めが付いているのがインターン学生を採用するメリットです。

学生の方としても、就活であちこちの面接に飛び回らなくて済みますし、勤める企業がどんな職場かもすでにわかっているので、精神的にも非常に楽です。

長期インターンでは給与を貰もらえる企業がほとんどですが、金額は時給1,000円から2,000円、日給なら5,000円から1万円が目安です。

大学生でアルバイトをする人は多いものですが、アルバイトが就職につながることはほとんどないので、将来的なことを考えればアルバイトよりも長期インターンを選んだ方が得策です。

インターンシップに参加しておくとミスマッチを防ぐことができる

インターンシップの大きなメリットの一つは、自分がその業界・企業に向いているか、職場が肌に合っているかどうかを前もって知ることができることにあります。

大学を卒業してせっかく就職したのに、3年以内で会社を辞めてしまう人の割合は30%以上にも上りますが、離職率が高い最大の理由は「ミスマッチ」です。

企業がいい仕事をしているのに、自分のスキルや志向と合わなければ順調にキャリアを積んでいくことができません。

また、優秀でやる気のある新入社員なのに企業の方向性や業務内容と噛み合わなければその才能を伸ばしていくことはできません。

こういった場合、採用試験を受けて入社してしまう前にインターンシップで企業の雰囲気を見ておけば、ミスマッチから来る離職を前もって防ぐことができるわけです。

自分が将来やりたい仕事の方向性がまだ決まっていない人は、いくつかの短期インターンに参加して自分がどんな業種に向いているのかを確認してみるのが一番です。

事務職に就きたいと考えていたけれど、実際にインターンに参加してみたら営業職が肌に合っていることがわかったというケースもありますから、「百聞は一見にしかず」でいろいろなインターンシップに参加してみるといいでしょう。

インターンシップとは? 参加する際のコツ

いろいろな企業のインターンシップに参加してみて、自分に最適な業種を探したいという人は、短期のインターンシップで経験を積むことをおすすめします。

数多くの企業の現場に直接触れることによって視野が広がりますし、就活の際にもインターンシップでの実績をアピールすることができます。

1dayインターンとは?

最近、参加者が急上昇中なのが1dayインターンです。

期間が1日だけと短いので、実務を経験するというよりは企業説明会に近い趣のある1dayインターンですが、選考や面接を通さずに申し込むだけで参加できる案件も多く、気軽に参加できるインターンとして人気を得ています。

1dayインターンの多くは給与はもらえませんが、交通費や食費(支給費)が出る企業もありますし、遠方から参加する学生には宿泊費を支給しているところもあります。

2〜5daysのインターンとは?

2〜5daysのインターンは学業が忙しい学生でも無理なく参加でき、しかも企業をしっかりと研究できる点がメリットです。

2〜5daysインターンは大学の講義とぶつからないように、夏休み(8月〜9月)やあるいは12月〜2月にかけての冬休みに行われることが多いので、シーズンが近づいたらこまめに開催情報を収集しておくといいでしょう。

2〜5daysインターンでは、学生何人かでグループを形成し、新規事業立案などの与えられたテーマに取り組むスタイルが多く見受けられます。

人気のある企業では倍率が50倍にもなることがあるので、インターンとはいえども気を抜かずにエントリーシートを作成して合格に臨むことが大切です。

2週間〜のインターンとは?

就活や内定につながる本格的なインターンシップを望んでいる人なら、最低でも2週間の期間が必要です。

2週間程度のまとまったインターンでは、始まる前に事前課題を渡されることもよくあります。

特にエンジニア系の企業では課題図書を読んで行かなければならないことが多く、実際にインターンが始まると本社員並みのハードな業務を体験させられることになります。

業界が自分に合っているか、社会人としてやっていく心構えができているかどうかを見極めるのにはいい機会ですが、実社会の厳しさをつくづくと味わういい予行演習になるかもしれません。

インターンシップとは? 選び方

インターンシップを選ぶ際には、興味のある業界の企業を探すのが原則ですが、同じ業界でも企業によって職場の雰囲気や業務内容、働き心地などはかなり違ってきますので、複数の企業のインターンシップに参加して業界への理解を深めるといいでしょう。

興味のある業界がまだ固まっていない人は、実施期間で選ぶのもひとつの方法ですし、学生に人気の高いインターンシップに応募してみるのも悪くないアイディアです。

インターンシップの探し方

インターンシップの情報は各企業のホームページでも得ることができますが、特定の企業をターゲットに絞っていない場合には学校のキャリアセンターや就職準備サイトを活用するのが効率的です。

キャリアセンターのほとんどにはインターンシップデスクが設置されており、情報を提供してもらうだけではなくてインターンシップデスクから申し込みを行うこともできるようになっています。

キャリアセンターで取り扱っているインターンシップは数が少ない傾向があるので、たくさんの選択肢の中から自分の気に入ったインターンに応募したいと考えるのでしたら、就職準備サイトを使ってインターンシップ情報を検索してみましょう。

就職準備サイトは無料で登録することができますし、インターンシップ情報のページからそのまま企業に申し込むことも可能です。

おすすめの就職準備サイト

インターンシップ情報を数多く取り扱っていることで人気のサイトとしては「リクナビ」が有名です。

リクナビには1dayインターンの募集情報も掲載されており、何社かのインターンを経験して自分の方向性を見極めたいという人にはぴったりです。

リクナビに登録しておけばインターン情報を得られるだけではなくて、リクナビイベントで実施される特別セミナーや企業講演の情報も優先的にメールで知らせてもらうことができます。

全学年を対象とした、インターンシップを提供している企業による合同企業説明会にも参加できますので、上手に活用すれば充実したプレ就活を実践することができます。

リクナビに会員登録した後、アプリをインストールしておけばインターンシップ・1day仕事体験エントリー予約を先行しておくことも可能ですので、条件のいいインターンシップを逃すこともありません。

「インターンシップガイド」も日本最大級のインターンシップ情報を掲載しているサイトとして知られています。

インターンシップガイドには1・2年生で参加できるインターンシップも数多く掲載されていますから、早めに進路を決定しておきたい学生はぜひ登録しておくといいでしょう。

会社説明会やOB訪問などだけではわかりにくい職場の現状なども、インターンとして参加すれば体で納得することができますし、インターンに参加して知識やスキルを高めることによって充実した学生生活を送ることができます。

まとめ

就活というのは何かとストレスの多いものですが、インターンでエントリーシート作成や面接、会社での実務に少しでも慣れておけば比較的楽な気分で就活を進めていくことができます。

インターンシップに参加して何かをやり遂げたという実績は、就活においても強みとなりますので、最低ひとつでもいいのでインターンに参加しておくことをおすすめします。

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