「忍耐力」は効果的な自己PRになる!? 例文付きで解説!

「忍耐力」は、今の時代必要とされている力です。そのため、自己PRの主題として忍耐力を選ぶ方も多いのではないでしょうか。しかし、忍耐力という力は、考えようによってはマイナスの意味にも取られないポイントです。
そこでここでは、忍耐力をメインのテーマとして自己PR文を作成する際のポイントについて解説していきましょう。

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忍耐力を自己PRの主題にしてもいい?

忍耐力は、自己PRの主題としては適切な長所といえます。なぜなら、昨今では若者の離職率の高さが多くの企業に認識されているからです。企業にとって、早期に辞められてしまうといのは非常に重大な問題です。しかし、忍耐力をアピールすれば、多少嫌なことがあっても辞めずに頑張ってくれる人材という認識をしてもらえるでしょう。
忍耐力のある人材は企業にとっては必要な人材なので、それを自己PRするのは間違った選択ではありません。しかし、忍耐力という言葉はかなり抽象的なので、主題として定めるのなら、もっと突っ込んだ表現をするといいでしょう。
例えば、「困難に遭遇してもあきらめずに解決することができること」と言い換えてみたり、「様々な作業を継続的に続けること」と言い換えてみたりするといいでしょう。こうすることで、忍耐力の内容をアピールすると同時に、他の就活生との違いをアピールできるからです。

自己PRの主題に忍耐力を定めるときのポイント

忍耐力という言葉は、自分が思っている以上に抽象的です。「忍耐力がある」という状態で想像する人となりは、大多数の人では共通しているものの、人によっては微妙に違います。自己PRに使用する際には、この微妙な認識の「ずれ」が大きな齟齬になってしまうこともあるようです。
よって、自己PRの主題に忍耐力を持ってくるときには、認識のずれがないようにしなければなりません。以下では、認識のずれを作らないためのポイントについて解説します。

どれくらいのことに耐えれたのかを付け加える

忍耐力を主題にするために大切なのは、「具体性」です。忍耐力があるといっても、その忍耐力は主観的なものなので、どれくらい忍耐力があるのか、具体的な例と共に書きましょう。このときの具体例を、いわゆる「エピソード」といいます。
自分が「忍耐力がある」と感じた出来事を簡潔にまとめ、それを論拠として忍耐力があるということを納得させる必要があるのです。それが、忍耐力のあるという主張の具体性になります。
ただし、エピソードで忍耐力をアピールするときも、できる限り具体的な地名や数字を出したほうがいいでしょう。例えば、「多少キツイ環境でもアルバイトを続けていた」というエピソードを紹介するのなら、以下のように具体的な数字を出しながら説明しましょう。
「〇〇駅前の〇〇というお店でレジのアルバイトとして働いていました。シフトに入ることの多かった夕方の時間帯は帰宅ラッシュの時間ということもあり、勤務中に200人以上の人の接客をすることもありました。しかし、持ち前の長所を発揮して、丁寧な接客を日々心掛けていました。結果、店長からバイトリーダーに任命されるなど、認められるようになった経験が記憶に残っています」
といったように、エピソードに具体的な数字や地名を与えるだけで、ぐっと説得力が高まります。自己PRで大切なのは、有体に言えば「どれだけすごいことをしているか」です。数字はより「すごいことをしている」ことをアピールするのに好都合だといえるでしょう。

忍耐力を発揮した理由もあわせて紹介する

忍耐力に関する具体的なエピソードを共通した後は、なぜ自分がそれほど忍耐力を発揮できたのか、その理由も併せて伝えておくといいでしょう。というのも、忍耐力を発揮できる理由を共有しておくことで、人柄や人間性を伝えられるからです。
例えば、前述した例でいえば「店長が期待してくれた」という理由で忍耐力を発揮できたのなら「期待に応えようとする真面目な人柄」を推察できますし、「一旦引き受けたからには続けようと思った」のなら「責任感のある人柄」を想像できます。
このように、「なぜ自分は忍耐力が発揮できたのか」という点も補足することで、よりわかりやすい自己PR文になるはずです。面接官は、できる限り就活生のことを知りたいと思っています。そのため、自己PRで人柄に関する情報を補足することは、高評価に繋がりやすいのです。

忍耐力を主題に自己PRをするときの注意点

忍耐力という言葉は、別の方向から見られやすい言葉です。ともすれば、悪い意味にさえ見られる言葉でもあります。よって、忍耐力を自己PRにするためには、悪い意味に取られないよう、工夫を凝らさなければなりません。
以下では、忍耐力を自己PRの主題にする際に注意しておくべきポイントを解説します。

黙って耐えることと忍耐力を混同しないようにする

忍耐力という言葉には、「つらい状況に我慢して耐える」という意味があります。しかし、つらい状況に耐えるということと、その状況に何の声もあげず、改善の意志もなくただ黙って体を動かすことはイコールではありません。
黙って受け入れ続け、思考を放棄して仕事を続けることは、忍耐力ではなく怠惰なだけです。よって、忍耐力の補完エピソードとして、「理不尽な仕打ちを受けたけれど、黙って仕事を続けた」ということを設定しないようにしましょう。
そうした人材は、企業にとって時限爆弾と一緒だからです。経営者の立場から考えると、自分からは一切意思表示をせず、状況の改善を訴えようともせず、ある日突然仕事を辞めるような人材は、扱いづらくて仕方がないでしょう。理不尽な仕打ちがあるのなら声をあげ、つらい状況なら周りを鼓舞しながら耐えるのが企業の求める「忍耐力のある人材」です。
よって、具体的なエピソードと「忍耐力」の言い換えの言葉は注意して選びましょう。

受け身な印象を与えないようにする

忍耐力という言葉は、「ただ耐えていく」という意味が含まれています。少し前は黙って耐えることは美徳とされていましたが、今現在、黙って耐え続けるような人は思考を放棄しているのと同義の印象を与えてしまいます。
よって、自分が受動的な人間だと思わせないような言葉選びを心掛けましょう。具体的には、忍耐力を持って行動したことがあるエピソードを盛り込むといいでしょう。例えば、「なかなか予定や息の合わないチームの調整を行い、ステージを成功させた」というようなエピソードであれば、忍耐力の他にリーダーシップや協調性をアピールできるはずです。
受動的な人間だと思われてしまうと、企業としては「指示待ち人間」のような印象を与えてしまいます。よって、自分からも動けるところをエピソードで見せるといいでしょう。

「忍耐力」という言葉でまとめてしまわない

忍耐力という言葉は便利なので、ついついこの一言に色々な意味をこめてしまいがちです。一般的に使用される意味だけでも、「困難な状況を切り抜ける力」、「現状維持を続ける力」、「つらいことがあっても立ち直れる力」という意味があります。
さらに、個人が持つ各々の解釈も組み合わせると、その意味は数え切れないほど多いといってもいいでしょう。よって、できる限り「忍耐力」という言葉に頼らないようにしてください。そうすることによって自分が伝えたい意図を絞り、伝えたいことを伝えられるからです。

忍耐力を主題においた自己PRの例文を紹介

以下では、忍耐力に主題を置いた例文をまとめます。なお、この例文はあくまでも「例文」なので、そのままコピーして使うことは避けてください。あくまで例文は例文として使い、参考程度に留めるようにしましょう。
切り口は、「ストレス耐性がある場合」と「特にアピールできそうな実績がない場合」の2つの切り口からの例文を紹介します。

ストレス耐性が重要な企業への自己PR文

私の強みは、どんな困難に直面しても諦めないことです。私は昔からサッカーが好きで、もちろん中学校のときにはサッカー部に入部しました。ところが、私の母校の中学校では昔からサッカーが活発で、レギュラーに入る難易度は非常に難しく、競争率も高いものでした。およそ、少年サッカーで週一の練習をしていた程度の私ではレギュラーに入るのはまず不可能でした。部の人数は50人を超えており、レギュラーに入るだけでも難しかったからです。
練習はほとんど球拾いや用具の片付け、基礎基本ばかりでした。ボールを使った練習は、入部して3カ月はできませんでした。しかし、先輩方の素晴らしいプレーを見て、いつかこんな動きをしてみたいと考えて日々自主練習も続けました。
結果、2年生の中頃にレギュラーに抜擢されたのを覚えています。地区大会でも優勝し、憧れていた先輩方と喜びをわかちあうことができたのは、今でも一生の思い出です。
御社では、あきらめずに努力する力を元に、どんな困難な状況に直面したとしても、自分を磨き続けたいと考えています。

特別な実績が特にない場合の自己PR文

私の長所は、例え結果がでなくとも、継続的に努力を続けられることです。
大学時代、私は英語の童話についての研究を行っていました。しかし、なかなか研究は進みませんでした。英語の童話という大きなジャンルでは、資料が多すぎて絞り込みが難しかったからです。
研究の対象を変えることも考えましたが、英語の童話というジャンルが好きだったからこそ、地味な資料集めを努力を続けました。
しかし、残念ながら当初予定していたような結論を得ることはできませんでした。とはいえ、卒業論文として発表した際には一定の評価を頂き、努力がある程度報われたと感じました。また、資料集めを通して、結果が出なくとも努力する大切さを学びました。
御社でも、すぐに結果が出ないからといって諦めず、長い目で目標を定めて地道に努力し、その発展に寄与しようと考えています。

まとめ

忍耐力をアピールするときは、いかに効果的に忍耐力をアピールできるのか考えましょう。忍耐力はどうしても裏を取られやすいアピールポイントなので、裏を取られないように、しっかりと「どんな忍耐力なのか」を認識したうえでアピールしてください。
もちろん、文章の流れも大切です。結論から述べ、わかりやすく文章をまとめられるよう、一般的な流れを踏襲して文章を書くようにしてください。それさえ意識すれば、忍耐力をアピールすることはそう難しいことではありません。

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