就活の軸について。例を出してわかりやすく解説!

就活の軸という言葉に頭を悩ませている方は意外と多いようです。その悩み方も人それぞれで、そもそも就活の軸という言葉それ自体の意味がわからないという人もいれば、就活の軸が見つからなくて困っているという方もいます。
ここでは、そんな方のために、「就活の軸」という言葉は何を示しているのか、例を出しながら詳しく解説していきましょう。

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就活の軸ってなに? 例を出しながら解説

就活の軸とは、簡単にいえば「自分が企業を志望する上での条件」です。自分が仕事をする上で何を重視するのか、そして、どんな状況を目指して就職するのか、それを一文で示したものが就活の軸です。就活の軸は、就職をするときはもちろん、自分が理想とする環境を実現するためにも重要になります。
とはいえ、就活の軸は高尚なものでなくても構いません。例えば、「楽そうな仕事」だということを就活の軸にしても構いませんし、「人と話す仕事」というざっくりしたものでも構いません。とにかく、「自分がこんな仕事に就きたい」という考えが一文に収まっていればそれは就活の軸です。
なお、就活の軸は1人1つに絞らなければいけないわけではありません。お互いが矛盾していなければ複数の就活の軸を持っていても構いません。むしろ、就活の軸を1本に絞ってしまうと、該当する企業が多くなりすぎて選択肢を絞りづらいので、軸は複数本持っていたほうが何かと便利です。
他にも、就活の軸は就活を続ける上で変わっていっても構いません。最初に決めた就活の軸を妄信し続けてしまうと、視野が狭くなり、現実と乖離しはじめてしまうからです。就活中にも、人に聞いた話や立場の変化で就職の軸が変わるということは十分にありえます。よって、就活の軸は多少変わるということを前提にしたほうがいいでしょう。

就活の軸を聞かれたときの例【面接編】

就活の軸は、自分が企業を志望するときだけに限らず、面接やエントリーシートで聞かれることもあります。そのとき、自分の就活の軸が相手にとってあまり良い印象を抱かないようなものだと、話しづらいこともあると思います。具体的には、「お金」「楽な仕事」といった軸で企業を選んだ方は、話しづらいと感じるはずです。
そこでここでは、そうした就活の軸も含めて、色々なものを軸にした就活の軸の話し方を、例を出しながら解説していきましょう。

就活の軸が「お金が欲しい」「楽な仕事がしたい」の場合

就活の軸がお金、楽な仕事といったものの場合、よほど切羽詰まった理由がなければ面接官に良い印象を与えることはできません。しかし、だからといって、代替の就活の軸を用意するのはあまりおすすめできません。なぜなら、取ってつけたような就活の軸は相手に不信感を抱かせてしまうからです。
そこでおすすめしたいのが、就活の軸の言い換えです。例えば、「たくさんお金が欲しい」というものが軸にあるのなら「従業員を大切にする企業」と言い換えられますし、「楽な仕事」であれば「長く続けられる仕事」と言い換えられます。以上の点を意識した上で、「お金が欲しい」という軸を持った場合の例文は以下の通りです。
私の就活の軸は、「従業員を大切にする企業の元で働くこと」です。その理由は、家族の経験にあります。私の父は45歳になるまで20年間同じ会社で働いていましたが、その会社は昇級をするどころか、父を冷遇していました。そのため、父は一念発起して転職をしたのですが、そこから父親の表情はとても明るくなり、今では趣味の釣りを毎週楽しめるほどの余裕があります。
この経験から、私は就職をするのなら従業員の力を正しく評価してくれる会社がいいと思っていました。そのため、就活の軸に「従業員を大切にする企業」を据えています。また、父が転職に成功するまでひどく苦しんだ姿を見ていたので、「モチベーションを持って長く続けられること」も就活の軸としています。

就活の軸が「やりがいのある仕事」の場合

「やりがいのある仕事」という就活の軸は、面接においてかなり好印象です。なぜなら、面接において評価される項目のひとつに「熱意」があるからです。その点、やりがいのある仕事という軸を求めて志望したというのなら、「熱意とやる気のある人材だ」と評価されるでしょう。
とはいえ、やりがいのある仕事というだけを就活の軸として話してしまうと、少し浅慮な印象を与えてしまいます。よって、業種や職種とあわせて、もっと掘り下げた形で就活の軸を形成しましょう。具体的に、「〇〇ができる企業」という形で「やりがいのある仕事の内容」を深く掘り下げて伝えれば、業界研究をしっかりしている印象を与えられます。
以上の点を意識した上で、就活の軸を「やりがいのある仕事」に定めた場合の答え方は以下の通りです。
私の就活の軸は、「お客様と直接関わる仕事」と「従業員を適切に評価する企業」です。私は、昔から人と関わることが好きでした。そのため、学生時代には実際に接客業を体験するため、アルバイト先として△△駅にある××というアパレルショップを選択しました。
そこでは実際に楽しく接客することができたので、就活の軸をお客様と直接関わる仕事に設定しました。また、アルバイト先の店長が、私の接客の良いところを指摘してくださり、実際に昇給して頂いたことが印象に残っているので、就活の際も「従業員を適切に評価する企業」を軸に据えました。

就活の軸が「人と関わる仕事」の場合

職種や職業の特徴を就活の軸とする場合に問題となるのが、「その会社でなくてもよいのではないか」という点です。「人と関わる仕事」という就活の軸があるのなら、それこそ無数に選択肢が出てきてしまいます。面接官からしても、他の会社でいいのではないか、という印象を与えてしまうでしょう。
よって、職種や職業の特徴を就活の軸にする場合は、もう一本の軸を用意するか、あるいはその会社の企業理念に近い就活の軸を述べるといいでしょう。こうすることで、「自分は貴社で働きたい」という思いを伝えることができるからです。
以上の点を意識した上で、就活の軸を面接で述べるときの例を紹介します。
私の就活の軸は、「人と笑顔で関われる仕事」です。私は、笑顔には人を癒し、自分のことも癒す力があると思っています。そのため、出来るだけ人と話すときは笑顔で話すようにしています。その理由は、祖母の口癖が「笑っていれば幸せになれる」だったからです。実際、大学受験の際に第一志望に落ちてしまったときも、祖母が笑いながら大丈夫だと慰めてくれたおかげで、ふさぎ込まずに済みました。
そのため、仕事でも笑顔の力を信じ、お客様や職場の皆様に、笑顔の力を感じてほしいと思っています。そのため、職場の人と仲の良い職場というのも、私の就活の軸のひとつです。

就活の軸を見つけるためには行動あるのみ! 具体例を紹介

最初から就活の軸を自覚している人もいますが、大抵の人は明文化した就活の軸を持っていません。しかし、ほとんどの場合は頭の中で自分が就活の際に優先したいことは知っています。
よって、多くの人がやるべきことは、自分の中にある就活の軸を発見し、文章として抽出することです。以下では、その手順をまとめていきましょう。

まずは「なんとなく」で決めてみる

まずはざっくりと、「これが好き」「これが楽しい」「これをしたい」というように、適当な就活の軸を定めてみましょう。深く考える必要はありません。求人サイトの仕事一覧を見て、直感的に良いと思った仕事の共通点を探してみましょう。
自分がやりたい職種、興味のある仕事を見つけたら、それを自分にとっての軸として仮に設定してください。

インターンやアルバイトを試してみる

最初に設定した狩りの軸に基づいて、とりあえずは職業の体験をしてみましょう。なぜなら、その職業が向いているかどうかは、実際に体験してみるのが一番良いからです。それにあつらえ向けの制度として、「インターン」が存在していますし、同様にアルバイトもあります。一度働いてみることで、その軸が自分に合っているかどうかを判断できるでしょう。
直接体験するのが難しいという場合は、インターネットで自分が希望する職種についての情報を調べてみたり、実際にその仕事を体験している人の体験談を聞いてみたりしましょう。すると、働いて良かったことと、働いていて辛かったことの両方が出てきます。
このとき、辛かったことが興味を上回るのなら、それは自分の軸としても良いことです。良いことと辛いことを天秤にかけてみて、「自分でもできる」と感じるのなら、それを軸にしてもいいでしょう。

就活の軸を見つけてもこだわりすぎないように! ブレるものと考えて【例あり】

就活の軸を明文化して見つけると、それが自分にとって絶対の使命と認識してしまうかもしれません。確かに、就活の軸に従って就活すれば、一貫性を持った就活ができます。しかしながら、就活の軸は決して曲がらない、折れないものではありません。
むしろ、就活の軸はいくらでも曲がったり、ブレたりするものです。最初に決めたことを守るのは美談だと感じるかもしれませんが、それは誤りです。自分が一旦軸にしたものであっても、自分の状況と認識にあわせて変えていくのが、就活をする上で重要なのです。

まとめ

就活の軸は、自分の中にあるものです。例を見てわかりやすい就活の軸を作り上げるのも大切ですが、それ以上に自分と対話し、自分の中にある「本当に望んでいること」を明文化することが大切です。例を見ながら整えた文章を作るのは、まずは自分の中の望みを文章にしてからです。
就活の軸は、いくらでも曲がったり、変わったりします。軸とは合わないけれど興味の惹かれた仕事があるのなら、「軸とは違うから」と寸断するのではなく、一度その仕事について調べてみましょう。自分では全く意識していなかった、新しい就活の軸が見つかるかもしれません。

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