就活の軸の意味とは? 面接などで聞かれることも!

「あなたの就活の軸はなんですか」と聞かれたとき、何の前提知識もないと、答えに詰まってしまうと思います。しかし、面接でこの質問が聞かれることは少なくありません。では、就活の軸とはいったい何なのでしょうか。
ここでは、就活の軸の意味と、それを見つける方法をまとめていきます。

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就活の軸とはなんのこと? 端的には「譲れないもの」!

就活の軸とは、簡単に示すのなら「就活をする上で自分が譲れないもの」のことです。企業を選ぶときの条件といってもいいでしょう。たとえば、「アットホームな場所がいい」という環境面の条件や、「月給〇万円以上の給料がいい」という待遇面での条件など、どんなものでも構いません。
こうした就活の軸を明文化しておくことで、自分が就活をするときに迷わずに済みます。就活の軸を持っていないと、自分が何を基準にして仕事を選んでいるのかわからなくなってしまい、単なるイメージや「なんとなく」で今後の人生に関わる重大な選択である仕事を選んでしまいます。
つまり、就活の軸は自分が仕事をする上での最低条件と言い換えてもいいでしょう。他の要素が必要最低限であったとしても、就活の軸が満たされているのなら仕事を続けられるようなものです。そのため、就活の軸は1本でなくても構いません。
ただ、複数の就活の軸を持つ場合は、お互いが矛盾してしまわないようにしましょう。例を挙げれば、単純作業の楽な仕事で高給な仕事というものはありません。よって、軸を持つのならそれらが両立できるようにしてください。そうでなければ、存在しない架空の仕事を追い求めることになってしまうからです。

就活の軸が活躍する場所とは?

大学のキャリアセンターや、就活エージェントに話を聞くと、「就活の軸を持ちなさい」と指導されることが多くあります。また、面接においても、あなたの就活の軸はなんでしたか、と問われることもあります。これだけ多くの場所で言及される「就活の軸」とは、いったいどこで活躍するのでしょうか。

志望する企業を決めるとき

就活の軸が最も活躍するのは、自分が志望する企業を決めるときです。これからの人生に大きく関わる選択なので、大抵の人は悩みぬいて志望する企業を決めると思います。しかし、軸を明文化していないと、企業からの情報がどれも魅力的に感じてしまい、自分が本当に理想とする企業がわからなくなってしまいます。
よって、「私の就活の軸は〇〇である」と明文化しておくことにより、いざエントリーシートを提出する企業を選ぶときに迷わなくて済むのです。例えば、自分の就活の軸を給料に定めているのなら、「給料が高くてやりがいのある仕事」と「給料が安いが楽で家からも近く、福利厚生もしっかりしている仕事」を比べたとき、迷わずに前者を選べます。
軸を定めずにいると、企業紹介の文面の良さだけで応募してしまい、そのまま採用されると、いざ働きだしたときに給料の安さに愕然としてしまい、そのまま離職してしまうということにもなりかねません。そのため、軸を明文化していることは、自分が本当に望んでいる仕事に就くために大切なのです。

エントリーシートを書くとき

エントリシートでは、大抵の場合志望動機を求められます。この志望動機は、多くの学生を悩ませる壁のひとつです。しかし、就活の軸を明文化しておけば、志望動機には就活の軸をそのまま書いたり、少し文章を変えたりすればそのまま志望動機を埋められます。
例えば、就活の軸が「職場の雰囲気が良いこと」であるのなら、志望動機欄には「職場の雰囲気がよさそうだったから」という文意で書きだせます。また、就活の軸を自分の目標に定めているのなら、それも交えて志望動機を完成させられるでしょう。

面接を受けるとき

面接を受けるときにも、就職の軸は非常に便利です。なぜなら、就活の軸を持っていれば、質問ごとの回答がそれぞれ矛盾するということがないからです。
面接では多くの質問をされることになります。中には、自分があらかじめ答えを用意してこなかった質問もあるでしょう。そうした質問に対して、その場の雰囲気と思いつきで回答してしまうと、事前に用意してきた答えと矛盾してしまいがちです。
しかし、就活の軸を見つけて「自分はこんな人間である」ということを明文化しておけば、複数の回答のそれぞれが矛盾するということがありません。そういう意味で、就活の軸を文章として記憶しておくことは、非常に重要です。

就活の軸を見つける方法。自分の中にある譲れないものを明文化する方法とは

就活の軸を見つけるメリットは前述した通りです。しかし、いざ就活の軸を見つけようとしても、自分の中にある見えないものを可視化する作業は、意外と難しいと思います。
そこでここでは、就活の軸を可視化する方法を具体的に3つ紹介していきましょう。

「やりたい仕事」の共通点を探す

職業を決める上で、「やりたい仕事」が存在しているはずです。自分が選べる職業の内、やりたいと思える仕事はどんなものがあるでしょうか。一度紙やスマートフォンのメモ帳などに、自分のやりたいと思える職業をひとつずつ書いてみましょう。
具体的な仕事の名前が思い浮かばないという方は、就職サイトでの求人や合同説明会に出展している企業の一覧から自分が魅力を感じる仕事を選んでいってください。自分のやりたい仕事や興味のある企業について並べていくと、自分の興味が向く仕事や企業の一覧表が見えてくると思います。
次は、それらの共通点を探してみましょう。共通点はどんなものでも構いません。「創造的な職業」「やりがいがありそうな職業」「人と関わる職業」といった、職業上の共通点でもいいでしょう。他にも、「給料の高そうな企業」「自分がリーダーになれそうな企業」「将来性がありそうな企業」といった、企業に対する印象でも構いません。
ここで見つけた共通点が、自分にとっての就職の軸になります。ただし、エントリーシートに書くときや面接で求めたときは、言い方を考えるようにしましょう。特に職業上の共通点は、「その企業の志望動機」ではなく「その業界の志望動機」になってしまうので、「なぜこの企業を選んだのか」という理由も用意しておかなければなりません。

「やりたくない仕事」の共通点を探す

やりたい仕事が見つからない、あるいは仕事に対してそもそもやる気がでないという方は、逆に「絶対にやりたくない仕事」のリストを作ってみましょう。仕事の見つけ方は、やりたい仕事と同様に、合同説明会の一覧や、就職サイトの一覧からひとつずつ「この仕事はやりたいか」と自分に聞いていってください。
このとき注意したいのは、「自分が持てる選択肢から選ぶ」ということです。今から努力してもまず就職が不可能なような職業に対して判断を下すのではなく、就職はできるもののやりたくない仕事を探してみましょう。
やりたくない仕事のリストが出来たら、その職業の共通点を探してください。やりたい仕事の共通点を探すのと同様に、共通点の内容はどんなものでも構いません。たとえば「肉体労働」「残業が多い」「単純作業」などです。
次に、挙げた共通点を反転させてみましょう。例えば、肉体労働なら頭脳労働、残業が多いのなら残業がない、単純作業ならやりがいのある仕事などです。「やりたくない仕事」を反転させた仕事は、つまり自分が深層で望んでいることのひとつといえます。
同じことを繰り返して複数のデータが出たら、それらに優先順位をつけてみましょう。例えば、「肉体労働だけど残業が一切ない仕事」と「頭脳労働だけど残業が頻繁にある仕事」だったらどちらが良いのか、と考えたとき、前者が良ければ「残業がない」ことが自分の就活の軸で、後者ならば「頭脳労働であること」が自分の就活の軸になります。

自分の持つスキルを活かせる環境を考える

やりたい仕事という観点ではなく、自分が身に着けたスキルが活かせる職場を目標にするのも、就活の軸の見つけ方のひとつです。コミュニケーション力に優れているのなら、人と関わる職場が就活の軸になるでしょうし、英語ができるのなら海外展開を考えている企業が就活の軸になります。
自分がやりたいことではなく、「できること」を就活の軸に据えることにより、自分の力が活かしやすく、重宝される職場を探せるでしょう。どちらの方法でも就活の軸は見つけられるため、可能ならばどの方法も試してみて、自分が望んでいるものとできることの両方を明文化しておくといいでしょう。

面接で就活の軸を聞かれたときの答え方とは

面接で就活の軸を聞かれたときは、よほど率直な欲望でない限りは、自分の就活の軸をそのまま答えましょう。その場で取り繕って口当たりのよい言葉を言っても、後に苦労するのは自分だからです。むしろ、「取ってつけような」就活の軸は、面接担当の方にも不信感を与えてしまいます。
もし、「給料が高い」「楽そう」といった率直な欲望が就活の軸になっている場合は、文意を変えて話しましょう。「給料が高い」と答えるのなら「社員を大切にしている会社」と言い換えられますし、「楽な仕事内容」と答えるのなら「長く続けられる企業」と言い換えられます。
このように、就活の軸は言い換えこそすれど、基本的には正直に答えてください。なお、「なぜそういった就活の軸を持っているのか」という理由も明文化しておくと、その就活の軸により説得力と魅力が増します。具体的に、これまでの自分の人生から削り出したエピソードも添えておくと、より面接向けの就活の軸となるでしょう。

まとめ

就活の軸とは、自分が企業を選ぶ上で絶対に譲れない条件です。就活の軸は複数あっても構いません。しかし、就活の軸がありすぎると、選択肢は狭まってしまうので、ある程度軸に優先順位をつけてもいいでしょう。
また、就活の軸は最初に決めていたものに固定する必要はありません。周囲からの影響や考えの変化で変わってもいいのです。いつでも変化できる柔軟な軸を持ちながら、広い視点を持って就職活動を行いましょう。

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