就活を上手に進めていくためには、自分に合う就活サイトを選ぶ必要があります。
就活サイトには企業の情報を提供するナビ型、登録しておくと企業からスカウトが直接届く逆求人型、専任のキャリアコンサルタントが丹念にサポートしてくれるエージェント型など様々なタイプがありますから、自分のニーズに合わせてサイトを選択していく必要になります。
ここでは先輩内定者が実際に使ってみて役立った就活サイトをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
人気の逆求人型就活サイト
就活サイトの中でも、学生たちに特に人気があるのが逆求人型の「OfferBox」などといったサイトです。
逆求人型の就活サイトでは、会員登録をしておくと企業の人事採用担当者から直接のスカウトメールが届く仕組みになっています。
ですから、登録をする際にできるだけ詳細な情報を記入し、自分をアピールしておけばそれだけスカウトの件数も増えることになります。
多数の企業に自分からエントリーシートを提出するのも一つの就活の方法ですが、逆求人型では登録情報さえ充実させておけばオファーがたくさん舞い込みますから、効率の良い就活をしたい学生には理想的です。
大手からのオファーも届く「OfferBox」
どうせ就職するなら大手企業・有名企業がいいという傾向は昔も今も変わりませんが、それだけにこういった企業は競争率も高く、選考に通るのはかなりの難関になってしまうことは否めません。
その点、OfferBoxは登録をしておくだけで大手からもオファーが届く可能性が高いので、就活を有利に進めたい学生にはおすすめです。
OfferBoxのプロフィールを80%以上記入しておいた場合のオファー受診率は93.6%と高率のため、同サイトに登録する学生も年々増えています。
OfferBoxのユニークな点は、文章だけではなくて写真や動画、研究スライドなども駆使して自己PRをできることにあります。
自分の良さを知ってほしいというアピール欲の強い人は、OfferBoxを活用してどんどんオファーをもらいましょう。
就活サイトのいくつかは自分にぴったりの業界や職種を探すのに役立つ適性診断ツールを提供していますが、中でもOfferBoxの「AnalyzeU+」は診断結果のアドバイスを使って自己PR文を作成できるというメリットがあります。
AnalyzeU+は累計100万人の診断結果に基づいた上で適切な分析を行ってくれる優れたツールですので、一度使ってみることをおすすめします。
機能の多い「Wantedly」
Wantedlyは多機能の就活サイトとして知られており、企業からのオファーが受けられるだけではなく、学生の側から志望する企業に応募をすることもできるようになっています。
Wantedlyの最大のメリットは、チャットで企業とメッセージのやり取りができることにあります。
就活サイトといえば学生は無料で使えるのが常識になっていますが、Wantedlyの場合には「Wantedlyプレミアム」という有料会員システムがあり、プレミアム会員になると無料ユーザーの10倍のスカウトを受けることができるようになります。
プレミアム会員の月額料金は2,980円ですが、最初の7日間は無料で試すことができます。
エン・ジャパンの運営する「iroots」もおすすめ
大手の人材会社エン・ジャパンが運営しているiroots(アイルーツ)は、厳選された優良企業からのスカウトを受けることのできる就活サイトです。
irootsに登録すれば、累計で50万人以上が受験している性格・価値観診断ツールを使ってありのままの自分を定量的に把握することができますので、間違いのない進路選びに役立ちます。
irootsに登録しておくと、長期インターンシップにスカウトされてそのまま内定を獲得できるというパターンも非常に多いので、就活が解禁になる前に早めに登録しておくことをおすすめします。
内定者のESを閲覧できるおすすめ就活サイト
人気のある企業では、まず学生からの提出書類を受け付けて選考を行い、選考を通過した人だけが面接に進めるようになっていますから、エントリーシートをどう充実させるかが面接まで残るための大きなカギとなります。
各就活サイトではエントリーシートの書き方を指導したり、添削を行ったりしていますが、実際に内定を獲得した先輩たちの見本があれば非常に参考になることは間違いありません。
ここでは先輩内定者のエントリーシートを閲覧できる就活サイトをご紹介します。
話題の就活口コミサイト「ONE CAREER」
ONE CAREERといえば、月間100万人が利用する就活口コミサイトとして有名ですが、このサイトに登録すると先輩内定者が提出したエントリーシートを閲覧することができます。
閲覧できるエントリーシートと体験談の数はなんと179,000件以上に上り、卒業年や業界から細かく検索を絞り込むことができるようになっています。
内定者のエントリーシートを何枚も読んでいけば、記入する際のコツのようなものがわかってきますので、ぜひ活用したいものです。
ONE CAREERでは各企業の説明会・セミナーのスケジュールなども入手できる他、就活に役立つ実用的なコラムも用意されており、使いでがあります。
検索がしやすい「Unistyle」
東京 西新宿に本社を構えるUnistyleでは、40,000枚以上のエントリーシート・選考情報を好きなだけ閲覧できる就活サイトUnistyleを運営しています。
Unistyleに会員登録をするだけで24時間、いつでも貴重な資料が見放題なので、エントリーシートを作成していて行き詰まったらここで先輩たちの記入した書類に目を通せば何かいいアイディアが湧いてくるに違いありません。
Unistyleでは業界ごとに簡単に企業を検索できるようになっていますから、お目当ての企業の他にも希望業界で「こんな会社もあるのか!」という思いがけない発見をすることができます。
もう一つ、先輩のエントリーシートを閲覧することによって得られるメリットに「企業のエントリーシートの質問項目を事前に知ることができる」というものがあります。
企業によってエントリーシートの項目は違いますが、前もって閲覧しておけば時間をかけて推敲を重ねたエントリーシートを提出することができます。
企業の雰囲気を目で確かめたい学生におすすめの就活サイト
企業の研究を一通り済ませ、会社説明会に出席して企業の雰囲気がわかったつもりでいても、実際に職場を見ない限りはその企業が本当に自分に合っているのかどうかがなかなかわからないものです。
「予想していたのとは違った」という思い違いやミスマッチを防ぐためには、志望する企業で働く先輩OB・OGを訪ねたり、実際にその企業で働いている人のコメントを読んだりするほうが役に立ちます。
OB・OG訪問の橋渡しをしてくれる「ビズリーチ・キャンパス」
興味のある会社はいくつかあるけれど、これといった決め手がなくて就活の方針が定まらない時に役に立つのがOB・OG訪問です。
OB・OG訪問は大学のキャリアセンターで名簿を閲覧して紹介申込みを行うという方法もありますが、受け入れるOB・OGが忙しくて対応できないことがあります。
その点、ビズリーチ・キャンパスを通せば訪問をいつでも受け入れているOB・OGに気兼ねなく就職相談をすることができます。
OB・OG訪問はオンラインでもできますので、地方大学に在籍していて首都圏の企業に就職したいと考えている学生も交通や宿泊の心配をせずに企業の様子を知ることができます。
現在、実践力として働いている先輩がどのようなエントリーシートで選考に受かったのか、どういった面接対策をしたのかなど、有用な話を聞くことができますので、特定の企業を目指している人はかなり有利な就活ができます。
社員の本音が聞ける「openwork」
企業で働いている社員の本音を口コミにまとめたのが就活支援サイトopenworkです。
新卒で就職した学生のうち、3年以内で退職してしまう人の数は約3分の1と非常に高い率を示しています。
その背景にあるのは、企業と新卒生この間のミスマッチです。
せっかく良い企業に入社できても、自分の適性と異なる職種であれば才能を活かすこともキャリアを積むこともできません。
企業の方でも同様で、せっかく優秀な学生を採用しても社風と合わなかったり得意分野が自社の業務内容と大きくずれていたりするとその学生を十分に活かすことができません。
ですから本格的な選考に入る前に、その会社の雰囲気などを確認できればミスマッチを避けることができるわけです。
会社説明会ではポジティブな内容しか聞くことができませんが、openworkであれば組織の体制や企業文化、働きがいなどはもちろんのこと、「上下関係が厳しい」「基本的に押しの強い人が出世する傾向がある」などといった口コミからありのままの企業の姿をうかがい知ることができます。
まとめ
就活サイトは大学のキャリアセンターと並んで就職活動の軸となる存在ですから、自分に合っているサイトを念入りに選ぶ必要があります。
就活サイトの中には大学で扱っていない企業の情報も得られるところがありますので、大学と就活サイトの両方を使って効率よく就活を進めたいものです。
就活サイトは一つだけに絞らずに、大手の中から一社と専門性の高いサイトを最低でも一つ選ぶのがおすすめです。